きりたんのマイラー旅ブログ

旅行記などの記事を中心に、マイレージ、ホテル、ラウンジ情報など

甘美な響き、マイラー憧れのインボラアップグレード

インボラ、と聞いてその甘美な響にマイラーのみなさんはメロメロにさせられたことはないでしょうか。なにそれ?という人のために、念のために書いておくと・・・

Involuntary Upgrade 「自分の意志ではない、アップグレード」

というわけです。つまり、アップグレードクーポンやマイルを使って、希望してアップグレードをするのではなく、航空会社の都合により勝手にアップグレードされてしまうと言うオイシイ話です。当然ながら、アップグレードは常にあるものではありませんし、願っても叶わないことがほとんどですので、空港でゴリ押しをしても無駄です。しかし、オーバーブッキングしやすい便やGW、お正月などの過密路線を狙うと可能性は高まります。

オーバーブッキング状態の時(原則)に・・・

  • 高い予約クラスの航空券を買っている客
  • 上級会員
  • お一人様(お連れ様の居ない方)

という条件の元、発生するようです。航空会社の予約課は明確な基準を持って、運用上の理由などから決定していると思いますが、その本当の基準についてお客サイドが明文化されたルールを知るすべはありません。私の経験上、日系の航空会社の場合、昔噂されていたようなチェックイン時の先着順や、服装や身なり、については関係ないのではないかと思っています。最近ではオンラインチェックインなどもありますので、前日や前々日あたりに航空会社の予約課がアップグレード対象者を抽出してフラッグを立てているように思います。

 

私の今までのインボラアップグレードを紹介

ANAヨーロッパ線(成田ーフランクフルト 2009年末)

これは、初めてにして一番嬉しかった出来事ですね。伊丹空港で、行き先のフランクフルトまでスルーでチェックインした際、なんか普段よりやけに時間が掛かるなぁ、入念に画面チェックしてるなと思ったら、出て来たチケットには輝かしいCの文字が!この時点で、心臓の鼓動が一気に急上昇、ガッツポーズがこらえきれないかと思ったほどです。

「本日は、都合によりビジネスクラスのお席をご用意させていただきました。」

もう猫にマタタビ状態、メロメロであります。ニヤケ顔をどうやって取り繕うかって位。ただ、ちょっと気になったのは、この時のエコノミーは満席ではなかったようでした。マイルをスカイコインに交換して、ANA公式サイトから発券したものです。ですので、オーバーブッキング状態というのは、必ずしも当てはまらないと思います。プロモーション的な意味合いが強かったと思っています。

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12時間のフライトが、エコノミーとビジネスでは雲泥の差です。当時は、フルフラットシートではなく、少し傾斜したライフラットシートでしたが、それでもお食事なども最高でテンション上がってあまり眠れませんでした。到着した時には、エコノミーだと、やっと着いたよ・・・と疲れ果てるのが、もう着いちゃったの!になりました。

JALアジア便(台北松山ー羽田便 2011年夏)

台北便は、結構な率でアップグレードがありました。チェックインの際に、いたって普通の扱いで、チケットを見たらCの文字があって、アップグレードされてる!ってことに後で気付いたパターンです。現地の地上スタッフは委託会社なので、特に説明などもしないのでしょうかね。近距離路線ですから、スカイラックスという一世代前のシートで、スーパーシートレベルです。f:id:kiritanpotan:20170715111242j:plain

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ANAアジア便(羽田ーバンコク便 2012年夏)

深夜便ですが、チェックイン時には確定しておらず、ゲートで搭乗券を読み取った時にエラーメッセージがピンポンと鳴って、アップグレード確定でした。 この時のシートの名称はClub ANA Asiaだったかな、今のプレミアムエコノミー・スーパーシートレベルの席ですが、2−1−2の配置の当時は珍しい一人がけシートでした。

 

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ANAアジア便(台北松山ー羽田便 2012年夏)

上と同じ、当時のClub ANA Asia。お一人様には落ち着く真ん中一人がけ席です。

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JALアジア便(関西ーバンコク便 2013年夏)

この時は、普通にチェックインを済ませてサクララウンジでくつろいでいると、放送でお呼出がかかり、Cクラスのチケットを渡されました。スカイラックスシートです。

インボラの場合、お食事の注文が最後に回ることが多々あり、和食を注文したのだが、メインディッシュが品切れでメインだけ洋食になりますが、よろしいですか?とのことで、和食のプレートにビーフステーキです。でも、このビーフステーキはかなり柔らかいフィレ肉で、とっても美味しかったのでこの組み合わせありだな、と思いました。

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ANAアジア便(台北松山ー羽田便 2015年夏)

Club ANA Asiaとは打って変わって、一気に新しくなりました。Boeing787の近距離便ビジネスクラスです。フルフラットにはなりませんが、シートピッチはかなり広くて開放感があります。

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787から、ウォシュレットとウィンドーシェードが電子式に変わりました

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JALアジア便(成田ージャカルタ便 2015年秋)

JALの場合、上級会員でもプレミアムエコノミーシートはアップグレードが有料なんですよね。ANAだと、24時間前に空席があればエコノミーの上級会員に解放されるのですが・・・この時は連休だったので、オーバーブッキング状態でした。同行者含め3人ともアップグレードされたので、必ずしもお一人様という条件ではないようです。機内食他、特別なサービスはないのでシートのみ。シートピッチはまぁまぁ広いのですが、シートベルトにエアバッグが内蔵されています。これが結構大きくて正直邪魔で違和感があります・・・

 

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まとめ

今までに記録に残しているだけ、これだけのインボラアップグレードがありました。台北松山便が、なぜか抜きん出て多いのは、LCCとの競合があったり、上級客が少なかったり、全体的に高運賃の予約クラスで発券している客が少ないのかなぁと想像はできますが、真意のほどはわかりませんね。

やはり、この勝率については、上級会員だからであると言えます。これから上級会員になる方は、楽しみですね。ただし、あくまでもインボラ=自発的ではない、ということですので期待は禁物です。

 

ビジネス解放席

インボラアップグレードよりも、より狙いやすいアップグレード(厳密にはアップグレードではないのですが)があります。ビジネスクラス解放席などがそれにあたります。機材変更や、機材の運用上の理由によりビジネスクラス/ファーストクラスの席をエコノミー扱いにして、サービスはエコノミーのままで運用するというものです。空港でのゴリ押し、当日前方席への座席も空席状況により可能です。

 

例1)伊丹ー成田便セントレアー成田便 などの国内線区間を国際線機材で飛ばす路線です。国内区間には、プレミアムクラスやクラスJ以外に設定がないため、整合性の問題点から国際線のビジネス席やプレミアムエコノミー席をエコノミーとして提供しています。この路線については、空席さえあれば誰でも乗ることができます。が、前方は上級会員が優先指定可能となっている場合がほとんどですので、上級会員でない場合の指定はなかなか難易度が上がります。

 

例2)チャイナエアラインBoeing747の2階席。以前関西ー台北桃園便で飛んでいましたが、現在はAirbus350の就航により今はこの路線では活用できませんが、この機材は2階席は全てビジネスクラス仕様なのですが、エコノミー解放席となっています。ただ、上級会員でないと指定できないようで、Skyteam Elite Plus(デルタのゴールドメダリオン等)でないと指定不可のようでした。チャイナエアラインではBoeing747がまだ活躍して居ますので、他の路線で狙ってみてもいいかもしれません。ただ、Boeing747は機齢がかなり高く、クタクタのシートの場合も多いです。

 

ビジネス解放席についての記事はまた後日。

 

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