きりたんのマイラー旅ブログ

旅行記などの記事を中心に、マイレージ、ホテル、ラウンジ情報など

2019春台北旅行【1】〜初バニラエアで出発・激混みのイミグレ〜

関西空港へ

いつものリムジンバスに乗って、関西空港へ向かいます。関西空港交通のバスはご覧のような落ち着いた色合いになっています。

2018年8月の台風でタンカーが連絡橋に衝突し、一部不通区間があったものの、当初の予定のGW後より随分と早まり、もう正常通りに戻っている様子でした。そのため、空港側の連絡橋前でぐるっと回る必要がなくなったので、アクセスもスムーズになりました。

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JW179便チェックインカウンター

晩御飯を食べずに来たため、早速Priority Passを使い「ぼてぢゅう」でお好み焼きでもと思ったのですが、航空券ではダメだそうで、チェックイン済み搭乗券(出発便のみ)がないとダメと言われチェックインカウンターに向かいました。

バニラエアの自動チェックイン機は、成田にしかないため、関西空港では預け荷物のない人たちも有人カウンターで搭乗券を貰わないといけません。並んでいるとは言っても、15分程度で済みました。

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Priority Passで「ぼてぢゅう」のディナー

おなじみ、関西空港のPriority Passで使えるラウンジサービス(3400円までの飲食代がPriority Passで無料)を使いにやってきました。

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料理

かなり大きめのサラダがあるのが嬉しいところです。明石風卵焼きは、まぁまぁ・・・豚肉もそこそこ・・・一番美味しかったのはねぎ焼きですかね。やはりこの店はお好み焼き店ですから、お好み焼きを食べるのが正解のようでした。

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保安検査場は、自動化ゲート出なくても無人レーンで顔認証されるため、非常に早く終わり快適でした。そもそも、夜の便は限られているためそんなに混雑はありません。

カードラウンジ金剛

制限エリアのゲート近くにあるカードラウンジです。おつまみの小さなクッキーや柿ピーなどが置いてあるだけですが、夜の時間だったので空いていました。

営業時間は22:30までで、22:15受付終了だったと思います。

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搭乗ゲートへ

JW179便の出発時刻は22:45のためゲートに向かったのですが、時間になっても搭乗開始されません・・・機材は到着しているが、通常より到着便が遅れたため機材整備に手間取っているとのことでした。

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優先搭乗!?

バニラエアは、座席指定は有料となっており、1列目と非常口のある13列目あたりの足元広々のシートは座席指定料として1500円ほど追加料金が発生します。

ただし、これらのシートを指定した客は優先搭乗が可能でした。

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最優先搭乗で乗り込みました。真っ黒のレザーシートで、この内装はエアアジア・ジャパン時代に納入された3機のうちいずれかのようです。

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最前列指定です。

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最前列の左側は空席となっていました。

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結局、出発したのは23時ごろになりました。

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機内販売

機内販売のクリームパンがあったので、聞いてみると通常のカスタードは売り切れとのことで、期間限定の抹茶クリームパンなら在庫ありとのこでした。

写真の通り、かなりクリームの分量が多く、冷やしてあってシュークリームのような感覚でいただけ美味しかったので、在庫さえあればおすすめです。

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桃園空港到着、怒涛のイミグレ・・・

桃園空港は通常であれば0:55到着なのですが、30分ほど遅れて1:20ごろの到着となりました。さらに、夜2時前と言うのにイミグレには長蛇の列で1時半ごろに並び始め、イミグレを通過できるまでに1時間ほどかかりました。深夜のイミグレの混雑は、なかなか堪えますね。

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台北、案外寒いという印象でした。深夜と言うこともあるんでしょうが、長袖に上着もないと寒いと感じるほどでした。

国光客運の1819バスで台北駅へ

券売機では、EasyCard(悠遊カード)、クレジットカード、現金の使用も可能でしたので、安心ですね。EasyCardであれば、チケットを買わずに乗車・下車時にICカードをかざして乗ることも可能なようでした。結局、ホテルに到着したのは午前4時前と言うことで、疲れてバタンキューでした。翌朝から観光です。

ANAマイルで冬ダイヤキャンペーンのバニラエアを発券してみた(サーチャージ不要)

特典航空券で台北旅行計画

最近、旅行に行けておらずゴールデンウィークまで待つと旅行中毒の禁断症状でおかしくなってしまいそうな状況です(笑)というわけで、旅行中毒症状からの離脱と、花粉からの逃避を兼ねて色々と調べていました。

British AirwaysのAvios(=マイル)を利用して特典航空券でどっか行けないかなぁ、なんてサーチしていたのですが、片道だけの空席はあっても、往復だとなかなか席がない・・・

そんな中、いい方法を思いついてしまいました!

  • 往路 関西→台北(LCC利用)
  • 復路 台北→関西(キャセイのビジネスクラス・フルフラットシート)

両方とも、マイレージ(Avios)を使った特典航空券です。LCCなのに特典航空券とはいかに!?と思われた方は、続きも読んでみてくださいね。

バニラ・エアは、ANAマイル利用で特典航空券の発券が可能です

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バニラエアは、親会社がANAということもあり、LCCなのにANAのマイレージを使って特典航空券が発券できます。しかも、燃油サーチャージ不要ということで、ANAの特典航空券をANA・スターアライアンス便で取るよりも少ないマイル・現金で取れます。ただし、LCCのため機内食等レガシーキャリアのサービスは受けられませんし、全席シートピッチの狭いエコノミーで、機材はエアバスA320です。当然、ANAのステータスやプレミアム会員資格は役に立ちません。ANAのマイルが発券に使えるだけです。

バニラ・エア

2011年 エアアジア・ジャパンとして設立(ANA・エアアジア共同出資)

2013年 バニラ・エアとして社名を変え再スタート(ANAが親会社)

2019年 バニラ・エアとピーチが統合(両方ANAが親会社)

  • 関西を拠点とする定期便は2路線しかありません。
    【1】関西ー奄美大島
    【2】関西ー台北

そのため大阪を拠点とする私には時間帯や便数でピーチと比較して優位性が低く、今まで乗る機会がなかったのですが、今回はコスパの高さと時間的な面でのメリットに惹かれて初めて乗ってみることにしました。ちなみに、成田からだと台北に加え高雄や香港、沖縄方面などもあり充実しているので、年度末に時間の融通が利く方は利用価値大です。

もしかすると、最初で最後!?

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今回、初のバニラ・エア利用なのですが、2019年にバニラ・エアとピーチが統合し、ピーチブランドに一本化されます。というわけで2019年6月以降バニラ・エアは順次ピーチに引き継がれ、10月末には完全にピーチに移管され消滅する見込みです。両方ともANAが親会社のため、無駄なコスト削減のためにも統合が自然な流れなのですが、2011年設立当初はANAとエアアジアが共同出資したエアアジア・ジャパンから始まったわけで、当時日本市場のLCCの先駆けとしてエアアジアのノウハウを使うという点で意味があったのでしょう。ピーチとの統合で、ANAマイルを使った特典航空券の発券がピーチにも引き継がれるのかどうか、気になる所です。

ちなみに、エアアジアは2013年に一旦日本から引き揚げ、現バニラ・エアの前身とは別法人のエアアジア・ジャパンを2014年に新たに立ち上げています。

キャンペーン

ただでさえ、サーチャージ不要で発券が可能でお得なのに、2019年3月30日搭乗分までは減額マイルキャンペーンを行なっています。

例えば、関西ー台北 通常片道8500マイル→6800マイルなどなどです。もう駆け込みの時期ですが、まだ割と席が残っていました。成田からだと、台北、高雄、香港が6800マイルで同様に発券可能です。

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台北便を発券

冒頭でも記載した通り、往路バニラエア、復路キャセイという発券になりました。現金の支払いはあり得ないくらい激安で抑えられました。

  • 往路バニラ・エア・・・4040円 + 6800ANAマイル
  • 復路キャセイ・・・・・3380円 + 15000British AirwaysのAvios

バニラ・エア

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ANAの公式ページから、バニラエア専用の検索ページを経由して申し込みます。直接バニラ・エアの公式ページにいったり、提携航空会社のページからは発券できませんので要注意です。ANA公式での特典航空券の発券ルール同様、諸税等をANAスカイコインで充てることは不可でした。スカイコインをバニラ・エアのチケット代に充当することも不可です。

ANA6800マイル+4040円(内訳以下)

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※関西空港から出発するだけで発生するお金、発券時に徴収されているためあまり気にしたことはありませんが、何気に高くなりましたよね・・・ちなみに、ピーチの第2ターミナル利用の場合は2540円で済むようです。

  • 座席指定料金
    有償でした。シンプルバニラ・ワクワクバニラという料金体系で取った場合と同じ条件で、スタンダードシートも最前列のリラックスシートの指定も有料で別料金が発生します。
  • 受託手荷物料金
    こちらは、コミコミバニラという高い方の料金体系と同じ条件で、20kgまでの受託手荷物が1個まで無料でした。

キャセイパシフィック

British AirwaysのAviosを利用して、台北ー関西便のキャセイのビジネスクラス片道を発券してみました。

15000Avios+3380円(ビジネスクラス)

キャセイパシフィック単体での特典航空券の場合、規定のAviosが足りない場合など、必要Avios数が15000Avios+3380円以外に、8000Avios+14853円など現金を多い目に払って発券するという方法もあります。

 

狙い目は、プレエコ搭載機材のビジネスクラスです。なぜなら・・・

プレミアムエコノミー搭載機材の場合、ビジネスクラスはフルフラットになるヘリンボーンタイプシートだからです!これは、A330でもボーイング777シリーズであっても、両方例外なく当てはまります。ビジネス+エコノミーの2クラス運用機材は、いわゆるリージョナル機でビジネスシートはフルフラットになりません。

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非常に安価で台北まで旅行に行くことができそうです。しかも、LCC+レガシーキャリアのビジネスフルフラットシートというチグハグな設定ですが、久しぶりのLCCを乗ることでビジネスの良さを再認識するのには良い機会かなと思います。サウナの後の冷水風呂、カプセルホテルのあとのスイートルームといったところです。

台湾はもう何度も行っていますが、食べ物三昧で美味しいものを食べてレポートしますので、乞うご期待!

RIMOWA(Lufthansaモデル)購入計画【完結編】

2019.3.5追記
2019.2.4更新
2019.2.2投稿

「RIMOWAの記事、どうなったんだ?」と思って、訪問してくださっていたみなさま、大変お待たせいたしました。2018年9月ごろから、長々とヨーロッパ旅行の計画をしつつ、「あぁでもない、こうでもない」と温めてきたRIMOWA購入計画、ついに完結編です。

 

2019年の年始、フランクフルト空港で、10時半〜17時半までトランジットの時間が7時間程ありましたので、その時間を活用してRIMOWAを調達です。今回は、以下のような流れで最終的に念願のRIMOWA購入を果たしたいと思います。

  • 空港内のLufthansa WorldShopを物色
  • フランクフルトのRIMOWA正規ショップを物色
  • 購入して免税手続き、お持ち帰り

RIMOWAのモデルチェンジについて

RIMOWAは、2018年の夏頃より、LVMHグループの傘下に入りロゴが新しくなり、定価も上昇しています。

新しいロゴになってから、出しているコラボモデルは、同じLVMH傘下のFendiや、透明なモデルのOff-Whiteなどがありますが、Off-WhiteについてもLVMHと資本関係があるようです。つまり、コラボモデルを出すかどうかの判断はLVMHとの資本関係によると考えられそうです。今後、ヘネシーやモエ、ヴィトン、ドンペリニヨンとコラボしたモデルなんかが出たりして(笑)ヴィトンは独自にモノグラムのスーツケースを出している老舗だから、ないかな・・・

こちらのWorldShopで売っているルフトハンザのロゴが入ったモデルについては、旧ロゴモデルのみの販売となっています2019年3月に入り、新モデルのルフトハンザモデルが登場しています。LVMH傘下になって以降は、新ロゴの入ったルフトハンザモデルは、もう発売されないのかもしれません。(真相のほどは時が知らせてくれるでしょう)時が知らせてくれました、正規店の定価と同じ金額でRIMOWAルフトハンザコラボモデルがWorldShopで購入可能になっています。

モデルチェンジ後のLufthansaモデルについて

2019年3月現在、Lufthansa WorldShopで購入可能なラインアップに、新ロゴのRIMOWA Lufthansaコラボモデルが出揃っています。

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上の写真左側が旧モデル689EUR、右側が新モデル800EUR。

新モデルの備考欄には、Aluminium100%との記載があるため、合金からアルミ無垢に素材が変更になっているのかもしれません。それ以外の外観や内装、フレックスディバイダー、容量などほぼ同じです。

旧モデルも在庫のある限り販売ということで、併売されています。新モデルは、こちらの機内持ち込みサイズで111EURも差があります。RIMOWAのロゴと、その部分が外れて手荷物ホルダーになる→旧モデル、ホルダーなし→新モデル位しか差がわかりません。どうしても新ロゴが良いという人でなければ、旧モデルも併売されているため、在庫があるものなら旧モデルの方がお得感が高いと感じます。

フランクフルト空港のWorldShop(Hall A)

手前にまとめて置いてあるのがアルミモデルで、左奥はポリカのモデルです。

在庫についても、WorldShopのホームページに記載のものと、店頭在庫は大体一致している印象でした。以前の記事でも書きましたが、e-tagモデルの在庫の割合が比較的多いように感じました。ポリカのモデルについては、一番軽くてエントリーモデルのサルサエアーライトが多い印象です。サルサエアーライトは、WorldShop販売モデルもルフトハンザロゴが入っていません。そして、耐久性の程はどうなんでしょうかね?

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747−8限定モデル

持ち手の部分がレザーでできていて、なおかつハンドルのボタンや樹脂の部分に茶色のパーツがはめ込まれています。通常のアルミのトパーズよりも、同じ大きさでも価格が少し高い目に設定されています。他のルフトハンザモデルは丸の中に鳥のルフトハンザロゴが右上に入っていますが、このモデルについては四角い747−8と機体があしらわれたデザインのロゴが入っています。

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紺色のNew Priceタグがついているものは、値下げされているモデルになります。

Take me on boardタグが付いているモデルは、機内持ち込みサイズです。

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フランクフルト空港のWorldShop(Hall B)

さて、もう1つのWorldShopにやってきました。Hall AとHall Bの店舗は、それぞれ離れていて5分以上歩かないと行けません。Hall Bの店舗の方が、Hall Aよりも売り場が広くて、在庫も若干多いような印象を受けます。

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Classic FlightのXL+ルフトハンザモデル

  • 容量・・・85L
  • 定価・・・619EUR(税金還付後で約6.9万円ほど)
  • 素材・・・アルミニウム・マグネシウム合金

コスパの高さから、一度は購入をしようと決めていたClassic Flightモデルですが、在庫があったのはHall A・B両店舗ともXL+という大きいサイズのみでした。Classic Flightモデルはe-tagを搭載していないので、Lサイズ(60L前後)があれば迷わず買いなのですが、XL+より小さいお手ごろサイズは一切在庫なしとのことで残念無念でした。お値段も手軽なのですが、いかんせんXL+(容量85L)は大きすぎて私には出番がなさそうなので、見送ることになりました。このモデルは、新ロゴになってからも、ほとんど見た目が変わらないため、コストの安い旧モデルの方がかなりお買い得感があったので、本当に残念です。

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チェックインサイズで、e-tag搭載なしで60L前後のお手軽なサイズのモデルで、アルミと言うと、これしか在庫がないのかなぁ・・・と思って眺めました。

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トパーズステルスモデル

Lサイズ

  • 容量・・・63.5L
  • 定価・・・889EUR(税金還付後で約9.9万円ほど)
  • 素材・・・アルミニウム・アルマイト塗装
  • e-tagあり

キャビンサイズ

  • 容量・・・36L
  • 定価・・・849EUR(税金還付後で約9.4万円ほど)
  • 素材・・・アルミニウム・アルマイト塗装
  • e-tagあり

新ロゴに変わってから、アルミモデルは色による価格差がなくなりました。黒いアルマイト塗装の旧ステルスも、銀色の旧トパーズモデルも同じです。というわけで、旧モデルなのに新モデルよりも値段が高いと言う不整合が起こってしまったためか、価格が下がっていました。残念ながら、こちらの在庫はe-tag搭載モデルのみでした。あと、よく近くで見てみると、真っ黒というより濃いこげ茶という感じです。

ちなみに、キャビンサイズ(容量36L)の右下のモデルは849EURということで、新モデルの同じラインアップOriginal Cabinというモデルの定価800EURよりも高くなっています。というわけで、よほど旧ロゴが好きだとか、ルフトハンザロゴが好きと言うことでもなければ、新モデルの方を買う方が良いと思います。

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RIMOWAのフランクフルト店(正規店)

割とこじんまりとしていると言うのが印象で、入り口は狭いのですが、奥行きが割とある造りで2階にも売り場がありました。

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ESSENTIAL Trunk

Trunk

  • 容量・・・89L
  • 定価・・・700EUR(税金還付後で約8.6万円ほど)
  • 日本市場定価・・・106,920円
  • 素材・・・ポリカーボネイト

Trunk Plus

  • 容量・・・101L
  • 定価・・・750EUR(税金還付後で約8.3万円ほど)
  • 日本市場定価・・・114,480円
  • 素材・・・ポリカーボネイト

早速目に飛び込んできたのは、Trunkというシリーズのモデルです。こちら、四角くて不恰好だなぁと最初は思っていたのですが、実際に近くで見てみると案外横にスリムで使い勝手良さそうじゃないかと思い始めました。荷物を入れるときに深さもあるし、ホテルなどで横にして置いていても幅を取りません。案外便利かもと思い心がグラグラと揺れ始めました。ただし、ポリカモデル(Essentialというラインアップ)については、大きいサイズしかありません。私が求めていたのは60L前後の容量なので、これはパスすることになりました。

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ORIGINAL Trunk S

  • 容量・・・66L
  • 定価・・・1100EUR(税金還付後で約12万円ほど)
  • 日本市場の定価・・・160,920円
  • 素材・・・アルミニウム

こちらは、上のTrunkより一回り小さいTrunk Sというサイズです。ORIGINALというのは、以前はTOPASと呼ばれていたアルミモデルです。サイズ的には、私の求めていたのにビンゴ!しかも、このモデルだとあまり持っている人もいないし、奥行きがあるので物を詰めるときにも良さそうだし、なかなか良いじゃないかと思ったのですが・・・お値段を見ると!たけぇっ!

ルフトハンザコラボの747−8モデルの60Lサイズ(同じく素材はアルミ合金)で809EUR、その差300ユーロ弱。300ユーロあれば、一番安いサルサエアーライト位買えちゃうよなぁ、なんて考えて断念しました。

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良いなぁ、でも高いなぁと思っていたところ・・・

まさかの友人のA氏が、興味あるから中を見せてくれと言い出しました。

最初、中国人の店員さんにニーハオと話しかけられたのですが、英語を話せるアジア系の店員さんにバトンタッチされました。

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やっぱり、思った通り横に置いたときにこの形は威力発揮です。幅もあまり取らないし、深さもあるし、物を入れるのにすごく便利そうです。平べったい今までのスーツケースよりも使い勝手は良さそうです。

そして、上下ともフレックスディバイダーが付いています。

なんと、友人A氏、即決でありました・・・お金持ちは違うなぁ。

手元にはANA Super Flyers Cardです。

後で聞いたのですが、カードの承認で恥ずかしい思いをしないようにと、事前に限度額の臨時アップ申請をしてきたとのことでした。(もともと買う気満々だったわけね・・・)

空港まで戻らないといけませんので、外箱は捨ててもらって、布地のカバー(見た目ヴィトンのにそっくり)は中に入れてもらっていました。

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RIMOWA公式ステッカー類

こんな高級なスーツケース買ったんだから、シールくらいプレゼントしてくれても良いんじゃないの?なんて思いましたが、こちら全て別売りで1枚千円ほどいたします。

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ORIGINAL Check-In M

  • 容量・・・60L
  • 定価・・・960EUR(税金還付後で約11万円ほど)
  • 日本市場の定価・・・146,880円
  • 素材・・・アルミニウム

こちら、私が欲しいモデルです。WorldShopで見たルフトハンザコラボの747−8モデルでほぼ同じ容量、大きさで809EUR。だったら、747−8モデルで良いかな、なんて思いました。

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一応、2階にも別のモデルの展示品があると言うことで行ってみました。こちらに並ぶのは、修理済みのモデルで、持ち主を待っているようです。

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HYBRID Check-In Lサイズ

  • 容量・・・87L
  • 定価・・・780EUR(税金還付後で約8.7万円ほど)
  • 日本市場定価・・・119,880円
  • 素材・・・ポリカーボネイト・アルミニウム

ハイブリッドと言う、本体はポリカ素材だけど、角と真ん中のフレーム部分が金属でできているモデルです。これは、事前調査であまり購入する意味がないと判断したものですが、なんとCheck-In Mサイズの方はこの店舗には在庫がなく、パリまで行かないとないとのことです。LVMHに魂を売り渡した今となっては、フラッグシップ店はパリになるんですね。もともとドイツの会社なのに、なんだか複雑な気分です。

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さて、フランクフルト空港に戻ってきました。そして・・・

ついに購入しました!

持ち込みサイズ

  • RIMOWA Lufthansa Alu Collection Multiwheel
  • 容量・・・34L
  • 重量・・・4.8Kg
  • 素材・・・アルミニウム・マグネシウム合金
  • 価格・・・689EUR

以前の記事では、持ち込みサイズはポリカで、チェックインサイズはアルミ!と思っていたのですが、以前より憧れていたアルミモデルで統一することに決めました。持ち込みサイズの方は、ウェブ上で事前購入していたため、バックヤードから箱入りのものをそのまま出してくれました。領収書や免税書類一式、箱に貼ってありました。ウェブ上で注文しなくても、このモデルに関しては、店頭在庫もまだありました。

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チェックインサイズ

  • RIMOWA Lufthansa 747-8 Collection Multiwheel L Trolley
  • 容量・・・63.5L
  • 重量・・・6.4Kg
  • 素材・・・アルミニウム・マグネシウム合金
  • 価格・・・809EUR

50ユーロ以上購入すると10ユーロ割引のクーポン(10€と書かれたコイン型のチョコ)をその場でくれました。こちら、現品ではなく、バックヤードから箱入り新品を出してきてくれたのですが、なぜかe-tag付きモデルを出してきたため、違う!e-tagなしモデルが欲しいんだと言うと、再度取りに行ってくれました。意図的にe-tagモデルから在庫をはけたいというのが見え見えでした。

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外側の段ボール箱も貰えるか聞いたところ、OKとのこと。荷物を全部詰めてから持ってきてくれたら、包装し直してあげるよ!と言ってくれました。

そして・・・

マトリョーシカ状態にすることができました。

大きいRIMOWAの中に、小さいRIMOWAを入れ込むことができちゃいました。

WorldShopの店員さんにテープで外側の段ボール箱をとめてもらい、マーカーをお借りして名前をデカデカと書いたら、ミッションコンプリートです。

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経由地でも荷物を追加で預けられるか?

答えは、YESです。

今回の帰りのフライトは、アテネ→フランクフルト→仁川→関西ですが、荷物は1つアテネで預けているものはスルーで関西まで行きますが、途中降機をしたフランクフルトでも新たに荷物を預けられました。預けることができる個数は、搭乗クラスや会員種別によりけりなので、調べておきましょう。

アシアナ航空は、ルフトハンザの専用カウンターではなく、独自のカウンターがあるためそちらでのチェックインとなりました。

ハングルは読めませんが・・・おそらく、免税品を購入した人は、荷物のタグを貼ってもらってから免税カウンター(553〜556番カウンター)に行きなさいという意味だと思います。グランドスタッフに聞いたところ、英語でそのように説明がありました。

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税関の免税手続きカウンター

ここで、ちょっとしたトラブルが・・・

免税の税関係官は、他のヨーロッパの国よりも厳しいように感じました。書類一式を出したのですが、全部にスタンプをポンポンポンと押して、書類と荷物の数が合わない!と言われてしまいました。しかも、ドイツ語で・・・久しぶりのドイツ語だったのですが、意味は理解できましたので、英語でこの書類は金額も同じだから同一だよと説明して、ようやく理解してもらえました。

問題となったのは、ネットで注文した方で、納品書、領収書、送り状など一式セットとなっていたため、係官は領収書以外にもスタンプを勘違いして押してしまったようでした。必要なのは、税金還付の申請書と領収書の2つのみです。

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なんと、私と同じモデルを免税手続きしている人を発見しました。この人は、小さい方のキャビンサイズも747-8モデルですね。私は小さい方は限定ではないルフトハンザモデルを買いましたので、そこだけ違います。

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Tax Free Refundカウンター

さて、税関の免税カウンターでスタンプが無事もらえたら、そのすぐ向かいにあるTax Free Refundカウンターに向かいます。

ちょっとややこしいのですが、免税手続きをする会社が数社あるようです。時間がない場合は、その書類一式を封筒に入れて投函すれば良いのですが、このカウンターで手続きをすると必要書類の精査、確認まで全部してくれます。書類に不備があった場合も、この場で指摘されますので、投函よりも有人カウンターでチェックしてもらうのが安心です。

現金で受け取る場合は、この場でユーロの現金が渡されますが、もうこの後ユーロの現金を使うことはないので、クレジットカードに返金してもらうことにしました。

クレジットカードの返金はかなり時間がかかるようです(聞くところによると2〜3ヶ月)さらに、クレジットカード上ではマイナスの明細として計上されるため、クレジットカードのポイントが減算されてしまうと言うデメリットはありますが、再両替する場合はもっと為替で損をしますので、どちらが損か得かはその人次第(以下の追記参照)。

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還元額

大きい方

  • 定価:809EUR-10EUR(割引クーポン)=799EUR
  • 還付額:▲88EUR後日カードに還付(11%)
  • 購入額:711EUR・・・約89,000円(1EUR=125JPY)

小さい方

  • 定価:689EUR
  • 還付額:▲76EUR後日カードに還付(11%)
  • 購入額:613EUR・・・約77,000円(1EUR=125JPY)

Tax Refundをカードへ入金はおすすめできません(追記)

ちょうど1ヶ月ほど経って、カードへの返金明細が上がっていました。

ここで、要注意な点があります。クレジットカードへの入金は、ユーロ建てではなく円建てとなっていました。その方が親切じゃないの?と一見思いますが、それは落とし穴です。

  • 大きい方のRIMOWA還付額・・・88EUR→10,316円
  • 小さい方のRIMOWA還付額・・・76EUR→8,909円

円建てでの入金は、親切なんかではありません。なぜならば、円換算のレートが劇悪だからです。

  • 1ユーロ=117.2円という極悪レートです。
  • 1ユーロ=125.5円が明細の上がった日の中値です。
  • 6.6%も為替手数料を上乗せしています。

銀行で両替したとしても、ユーロはメジャーな通貨なので6.6%も手数料を取られることはありえません。カードに着金するまでに2ヶ月ほど待たされる上に、ただでさえドイツの付加価値税の19%のうち11%しか戻って来ない(Tax Refund会社は8%分も取り分がある)うえ、さらに6.6%も為替手数料を取るんです。これだったら、絶対に現金で受け取った方がお得です。今後の教訓として、現金で受け取ると言うことを頭に置きます。

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RIMOWAの中

まずは持ち込みサイズの方です。

内装やフレックスディバイダーは全て黒で統一されており、内装生地にはLufthansaの模様があります。RIMOWAのスーツケースはチェコ製やカナダ製もあるそうですが、これはドイツ製でした。

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次に747−8限定モデル(チェックインサイズ)の方です。

内装は、上と同じく黒基調でLufthansaのロゴ入りなのは同じです。

手に触れる部分の取っ手、それから内装のフレックスディバイダーの端の部分がレザーとなっています。こちらもドイツ製でした。

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ラゲージタグ

茶色の方が747-8限定モデルのタグで、グレーの方が小さい方のです。両方ともレザーのにおいがしましたが、多分つけてもすぐ取れるかちぎれるか、というところだと思うので、使わないと思います。

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友人A氏の購入した66Lの新ロゴモデルのTrunk、こんな感じで納まったそうです。

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長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

これから購入を検討されている方、おそらくルフトハンザモデルについては在庫の有る限りと思われます。たまに、WorldShopのWebサイトをチェックしていると在庫が復活したりしています。ですが、これから先はもう旧型となってしまったモデルは製造されないと思われますので、入手可能なのは在庫限りで最後かもわかりません。

もちろん、新ロゴモデルを購入するのが順当なのですが、それにしても定価はかなり上昇してしまったので、ドイツ本国で購入してタックスリファンドするのがかなりお得のようです。

新しいRIMOWAを持って、今度はどこに行こうかな〜。ゴールデンウィークにでもまた計画しようかと目論んでいます。

番外編・フランクフルト市街

フランクフルト市街の中心部、ハウプトヴァッフェにあるRIMOWA正規店へ鉄道に乗って向かいました。ドイツの鉄道駅、改札ありませんが、正しい切符を買わないと罰金が課せられるシステムです。実際に、検札の係員がやってきて、IC乗車券の場合も、端末で読み取って照合・確認をしていましたので要注意です。私たちは、空港から市内までの往復周遊券を持っていたので、券面を提示するだけでOKでした。

フランクフルトの空港は、市街地に近くてすごく便利で、20分程度で中心部までアクセスできます。

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なんだかバスの系統図のような路線図ですね。

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公園から眺めるビル群。奥のガラス張りのビルは、ドイチェバンクです。時間があれば、乗りたかったのですが・・・グレイラインのダブルデッカー観光バス。

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旧オペラ座

綺麗で立派な造りですね。

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DEM WAHREN SCHOENEN GUTEN."To the true, the beautiful, the good"

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近くの雑貨店

高級な輸入品や食料雑貨などが売られている、すごく綺麗でオシャレな雑貨店があったため、寄ってみました。

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ベッカーライ

雑貨店の中に、ベッカーライ(パン屋)とスープや軽食が食べられるコーナーがありました。ドイツのパンは、以前より本場のものを買ってみたいなぁと思っていたため、買ってみました。かなり大きくて、重量感もずっしりとしているのですが、1つ5EUR以上します。ナッツなどもぎっしり入っており、薄く切って食べればかなり長持ちで食べ応え十分でした。

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公園の銅像の手には、なぜかウィスキーのボトルが・・・酔っ払いに持たせてもらったのでしょうか。

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ドイツも久しく観光していないので、また来てもいいかなぁと思いました。