2016年クリスマス前後に、以前行ったことのあるスペインにまた行きたくなり旅行を計画しました。今回の目的は、以前から次行くならヨーロッパがいいなと言っていた親を連れての親孝行サービスです。
ターキッシュエア
チケットを探していると、ターキッシュエアが非常に安いチケットを出していたため、すぐに発券して、オープンジョーでバルセロナに入ってマドリードから出るというルートでチケットを取りました。
大阪便は2017年1月末日で運休とのこと、イスタンブール空港爆破テロや情勢不安の影響でめっきり客足が遠のいている模様でした。というわけで、エコノミー全部込みで往復6.5万円という破格のお値段でした。
ちなみに、イスタンブール便撤退で関西空港からEU行きの便は、3大アライアンス各1社ずつになってしまいました。LCCと格安アジア路線は盛況ですが、長距離便はパッとしない印象で、寂しい限り。現在残っている関空からのEU便は・・・
- OneWorldのフィンランド航空のヘルシンキ便
- Star Allianceのルフトハンザ航空のフランクフルト便
- Skyteamのエールフランス航空のパリ便
今回利用したのは、TK47便 関西22:45発ーイスタンブール6:05着です
チェックインの際、5万円でビジネスクラスへのアップグレードが可能ですが、いかがなさいますか?と聞かれる。まぁ、6.5万円に5万円を追加したところで11万5千円、それでもビジネスクラスとしては全然お安いし長時間のフライトなので楽かなぁと思ったのですが、両親と3名となると15万円の出費はなかなか痛いので今回はお断りすることにしました。
A330シート配置
2-4-2 ターキッシュブルー色のシートです。窓側で隣席が空席だったので割と楽に過ごせました。一人で乗るときに、隣の席が空いてるかどうかでストレスが全然違いますね。
同じA330でも、成田便と違い関西便は機内エンタテイメントシステムが古いタイプのUSB電源等なしバージョンでした。このコントローラーはイケマセン・・・ まぁ使えたので良しとしますが。
以前成田便であったロクム(四角いゆべしのようなおかし)のサービスが無くなっていて少々残念でした・・・ただ夜行便なので、スイーツは要らないということかも。エコノミーでも、メニューが配られます。しかも、よく見ると「お好きな時に・・・」という小腹が減った時用のメニューまであります、エコノミーでこれは素晴らしいんじゃないでしょうか。
機内食(ファーストミール)
魚のチョイスは和風のメニューです。サラダに蟹身があったり、ロールパンが温めてあるのが嬉しい。ご飯も、おこわだったので、見た目以上に美味しかった。
セカンドミール
朝食のような軽いもの まぁ、美味しいってほどではなかったですが、やっぱりパンが温かいのがうれしい。
以前は、そっけなく「ありません」と断られた、ホームメードレモネードを注文しました。今回のCAさんは、前回よりも愛想が良かった。以前乗った時は日本語を話すトルコ人男性クルーの態度・愛想が非常に悪くて印象悪かったのですが、人によるんですね。
沖留め
結局20分程搭乗時刻が繰り上がったうえ、到着も30分以上早まりました。まだ午前5時台です。ターキッシュエアってなぜかタキシングしている時間が長〜〜〜〜〜〜いんです。20分位タキシング?って思うほどで、しかもイスタンブールではボーディングブリッジなしの沖止めバスです。
イスタンブールツアー
ターキッシュエアでは、乗り継ぎ時間長い場合無料の市内ツアーに参加することができます。今回は6時間以上乗り継ぎ時間があったため、ターキッシュエア名物の無料ツアーに参加出来ると思って一旦入国してツアーカウンターに行き8:30〜11:00のツアーに参加したいと申し出た所・・・ 12:20出発の便だと時間が足りず参加出来ないと言われてしまい、泣く泣く断念しました。一応後10分あれば参加出来たようででしたが、残念でした。
ラウンジイスタンブール
仕方なくこちらで時間を潰すことに。ラウンジが使えて良かった。
バルセロナ行き
雨のイスタンブール空港です。B737-800で、LCC程度の小型機ですが、機材自体は新しくシートモニターも関西便のよりもはるかに良い解像度のものでした。シート配置は真ん中通路1つ、3−3です。
機内食
ラウンジで食べまくったので、お腹も減っていませんが、一応食べました。レモネードもいただきました。意外なことにこのチキンカレー、すごく美味しかった!そして、いつも出るメニューなのですが、チョコレートのムースに乾燥イチジクが乗っていて、これも美味しかった。パンは温めてあってやっぱり美味しい。
フライトマップ
イスタンブールからギリシャを通り、地中海を通ってイタリア、フランス・コルシカ島上空を横断してバルセロナまで約4時間弱です。
バルセロナ空港から市街へ
EUシェンゲンエリアの入国手続きは、入国カードなどもなく、パスポートを見せるとスタンプを押して5秒も経たずに終わりました。普通、パスポート情報を読み取ったりすると思うのですが、そんなこともしていないようでした。バルセロナの空港から市街までは、いくつかの移動手段があります。
- タクシー €30〜40 所用30〜40分
- アエロブス片道 €5.90/往復€10.20 所用35分
- 路線バス46番 €2.15 所用約40〜50分
- メトロL9(空港線) €4.5 所用約30分
- Renfe Rodalies(近郊線) €4.1(回数券利用で€0.995) 所用約30分
ご覧の通り、どの手段を使ってもせいぜい30分から1時間以内にはほぼ市街地に到着できます。1〜2人の旅行者であれば、アエロブス(リムジンバス)が楽で良いと思います。3〜4人の場合はタクシーを利用しても良いかも。ですが、下調べで回数券を使えば市街までたったの€1で行けてしまうことを知っている私は、Renfe(国鉄)+メトロで市街まで行くことにしました。 先進国で、国際空港から市街地までたった100円ちょっとで行けてしまう国なんて、ほとんどないんじゃないでしょうか。
バルセロナに来たら、まずT-10回数券を買うべし
この回数券、超絶便利!まず、上で述べた Renfeの駅(ターミナル2)の券売機でT-10回数券(タルヘタ・ディエス)を購入しておくのが、最も安上がりで、なおかつその後のバルセロナで自由に移動できる方法だと思います。1ZONA(ゾーン1)区間であれば、ほとんどの公共交通がこのチケットで乗れてしまいます。
- メトロ
- トラム
- 路線バス
- FGC(カタルーニャ鉄道)
- Renfe Rodalies(国鉄近郊線)
- フニクラ
この回数券のすごいところ
- 1時間15分以内乗り継ぎ無料(他の交通手段、バス系統に乗り継ぐ場合)
- 複数人で使いまわしOK
空港からの場合、メトロL9空港線はこの回数券が使えません。なので、面倒ですがターミナル2に移動してからRenfeに乗る必要があります。同じ距離でも、Renfeならこの回数券が使えます。
ターミナル2へ移動
飛行機はターミナル1に到着しますが、無料の巡回シャトルバスに乗ってターミナル2に移動する必要があります。距離は、結構あり10分ちょっとかかるかなといったところです。
Renfe Rodalies(近郊線)のAeroport駅
ターミナル2から歩いて陸橋を渡ると、こちらの空港駅に到着です。
スペインの地元の人たちの利用者が多い印象でしたが、この案内表示板を見ても一目瞭然でわかりやすいですね。
中央駅に当たるSants駅まで19分、カサバトリョのある観光スポット近くのPasseig de Graciaまで26分で行けます。Sants駅で乗り換えても良いのですが、治安があまりよろしくないという情報もあったため、Passeig de Graciaで乗り換えることにしました。1回券だと€4.1、回数券だと€0.99との記載がありますね。
Connexions(接続)は、大変わかりやすいシステム。
改札
回数券を複数人で使う場合は、先頭の人が回数券を通した後、すぐに後ろの人に渡して通すという作業を繰り返せばOKです。
改札に遠い方のホームだと空いていました。始発駅なのでまず座れるかと思います。
Passeig de Gracia駅
ここから先、メトロに乗り換えますが、メトロの駅の前にあのカサバトリョがそびえ立っていて、空港から30分で一気にテンションが上がりますね。
メトロは、回数券の1時間15分以内の乗り継ぎにあたりますから、追加料金なしで乗れます。
ホテルへ
航空券が節約できたので、ホテルは奮発することにしました。ホテル滞在記はこちらの記事もご参照ください。