翌朝です。イタリアと日本は冬の期間8時間時差(日本時間マイナス8時間)がありますので、朝5時前に目が覚めました。ホテルの朝食は6時半からのスタートということで、しばしガイドブックなどを見て時間を潰します。
イタリア、特にローマの観光名所は大混雑の大行列で有名なのですが、今回はその混雑を避けるために、ツアーに参加することにしました。
今回参加したのはVELTRAの「ヴァチカン美術館&システィーナ礼拝堂 優先入場チケット事前予約」というものです。
バチカン市国概要
バチカン市国は、ローマの市内にある世界最小の国家です。
国家とはいえ、イタリアの一部のような感じでパスポートコントロールや国境、税関などは見られません。
ローマ教皇をトップとするカトリックの総本山、サン・ピエトロ寺院や美術館、広場のみが国土です。警察は、歴史的に永世中立国のスイスから雇った傭兵が担っており、ピエロのような派手な服を着て警備というか、直立不動で立っています。
ホテルの朝食
6時過ぎくらいに行くと、まだ準備中で"Open at six thirty"と言われ、しばらくソファーで待ちました。10分くらい前に整ったのか、開けてくれて一番乗りさせてもらいました。
なぜか取り分けたお皿の写真を、急いでいたもので忘れてしまいました。
シリアルの横には、果物の缶詰を開けたものがあり、桃がすごく美味しかった。
チーズやハムもあり、こちらも美味しかった〜
写真に納め忘れましたが、ボタンを押すと押している間だけ出る自動ヨーグルトサーバーがあり、ソースや蜂蜜もあって、これも良かったですね。パンやクロワッサン、マフィンやペーストリーの種類も豊富でした。
食べたら、急いで向かいます。待ち合わせ時間は7:15、場所はCafe Vaticanoです。
VELTRAのツアーでバチカンへ
9時から一般参観がオープンするバチカン美術館を、1時間15分早く入場することができるツアーです。
ホテルからテルミに駅までは近かったのですが、ゆっくりしすぎていたためギリギリの時間になってしまいました。iPhoneのGoogle mapで時間を見ると、なんとか間に合いそうでホッとしました。7時をすぎてもまだ辺りは薄暗いですね。
入り口の近くで、ツアーの係が待っていますので、そこの名前リストで消し込みと、ツアーの番号入りシールをもらって衣服に添付しました。
入り口では、新年を迎えるに当たってなのか、日常なのかわかりませんが自動小銃を持った武装した警察官がにらみをきかせていました。
バチカン美術館へ入場
30〜40名ほどでしょうか、旗を持った係の人に続いて入場します。
入ってすぐのところで、チケットと美術館のDVDを受け取り、バーコードをかざして入場します。エレベーターを上がったところで、日本語のオーディオガイドを受け取り、そこから後は自由見学です。
欧米では、日本と違ってクリスマスが終わっても、しばらくはクリスマスのままです。
エジプト展の入り口ですが、すっ飛ばしてまず目玉のシスティーナ礼拝堂のために、駆け足で美術館の中をどんどん進みます。人のいない美術館って、良いですね〜
システィーナ礼拝堂
バチカン美術館の一番の見所、システィーナ礼拝堂です。こちらのラファエロの間は9時オープンですので、優先入場で入っていち早く進めても、まだ見ることはできません。その他の見どころを見て、9時に間に合うよう入場できれば、混雑を避けてゆっくりと見ることができます。さすが、圧巻ですね。
ギリシャ彫刻や胸像のコーナー
アテネやゼウス、ポセイドンなどのギリシャ神話の石像がありました。本場アテネよりも立派かもしれません。
エジプト展
バチカン美術館は、好きな人はオーディオガイドを聞きながら半日でも居られるかもしれませんが、10時ごろを過ぎると人がかなり増えて、ツアーガイド付きの団体さんが有名な展示物の場所で立ち止まるので足止めを食らったりします。
というわけで、やはり優先入場のツアー参加価値はありそうです。
この次の記事では、カトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂です。