関西空港から出発
今回は、巷で流行っているIberia航空のAviosからBritish Airwaysのマイルに交換して、3万マイルで台北までJALのビジネスクラスを発券しました。
お盆の関西空港です、やはり人が多いですが、行列をよーくご覧ください。
一番左がQuiCのチェックインカウンター(Webチェックイン済の人が荷物だけを預ける専用レーン)、真ん中エコノミー、右端ビジネスとプレミアム会員の行列です。
行列の人の多い順番
ビジネスカウンター >>>> QuiC >> エコノミー
普通に考えると、プレミアムレーンが一番空いていると思うのですが、一体どういうオペレーションをしているのか、込み入った客が多いのかJGC会員が多いのかはわかりませんが、ビジネスの行列のほうが遥かに長い行列。当然、エコノミーの方が早く捌かれていきました。行列を見て臨機応変に対応するなど、出来ると思うのですが・・・お粗末でございます。
ファストレーンパスは!?
関西空港にも、優先レーンがあります。が、航空会社のいわゆるプレミアム会員には使用する資格はなく、提携企業の会員かビジネスクラス以上の客のみパスを渡すことで通れます。
通常、カウンターでチェックイン時にパスはもらえるのですが、渡されなかったため
「ファストレーン使えますか?」と訪ねたところ・・・
「申し訳ございません、ビジネスクラスのお客様のみで・・・」と言われ
「いや、ビジネ・・・」と言いかけたくらいのタイミングで
「申し訳ございません、どうぞ」と言って渡されました
ここはビジネスクラスのチェックインカウンターのハズですが、めったに本当のビジネスクラス等乗客が来ないためでしょうか?優先カウンターにどんだけJGC(ジャパンゴーマンクラブ?)の客が多いかがわかりますね。かくいう私も、JGC会員ですが・・・
Fast Lane(優先レーン)
行列ほぼ無しで、快適でした。訪日外国人がこれだけ増えた今となっては、関空の保安検査場も非常に混雑しますね・・・
しかしながら、成田のそれとは違って、全然特別感も何もありません。一応作ったよ、という感じです。
おJAL様のCA様のキャリーはルフトハンザ!?
ちょうど、前を通って行かれたのでJALのCAさんのスーツケースに目をやると・・・
なんと、RIMOWA Lufthansaモデルではありませんか!!??
個人の持ち物に会社が口を挟む余地は無いのかもわかりませんが、アライアンスすら違う会社のロゴ入りきゃりーを持つのは・・・寛容ですね。
自動車メーカーだと他社の車の入構拒否なんて会社も多いと聞きますが・・・
サクララウンジ
やってきましたが、入るやいなやカレーの匂い。昔は、嬉しいなぁなんて思ったりしたのですが、なんだかCoCo壱番屋にでも来たのかなと思ってしまいました。なんだか庶民的というか・・・国内線では「匂いのきつい食事はご遠慮ください」と書いて「551の豚まん」を暗に締め出している国内線とは別世界。
座る場所もほぼ満席で芋洗い状態の社食、学食の様相です。
カレーはやめておきました
搭乗開始
JALの優先搭乗順は以下のようです。ビジネスクラスは最上級会員よりも順位下です。
Diamond、JGC Premier、エメラルド>ビジネス、サファイア、JGC>一般
関西ー台北便は、Boeing787-8です。
Shell Flat Neo(近距離ビジネス)
離陸
ちょうど神戸空港が見えます
機内食
メニューは、和食か洋食かを選べますが、日本発路線では国内のケータリング会社が作っているということもあり、美味しいと言うのが私の持論です。というわけで、和食をチョイス。大体和食のほうがカロリーが低いので、お腹が空いていない時はこちらが良いです。
ちなみに、JALご自慢の「炊きたてご飯」はこの路線は対象外で残念。
メニュー
黒いテーブルクロスが敷かれますが、これはイケマセンね。
ANAのように不織布の白の方が清潔感があって良いと思いますね。汚れも目立つし、なぜ黒のテーブルクロスにしたのでしょうかね?シートの色と統一するため?なにか理由があるのでしょうか・・・
フレンチのレストランでも、和食のお店でも黒色のテーブルクロスなんて見たことありません。
梅酒ロック
普段飲めもしないのに、注文してしまいました。シロップのように甘かった・・・
左下の笹の葉っぱ?のトトロが持っていそうなお土産のような包みに入っているのはアツアツの白ごはんです。刺し身もあり、全体的にまとまって美味しかったです。機内は乾燥するということで、あんかけの料理が多く、味付けも機内では味を感じにくくなっているせいもあって、少し濃い目の味付け。
鶏の一味焼き
メインディッシュの一皿ですが、アツアツでした。
機内でここまでアツアツに出来るとは素晴らしい。
レンジでチンだとは思いますが、表面がベチャッとしていないのは良いですね。
炙りすずき
牛しぐれ煮、たこの煮付け、うに焼き鶏つくね
たこは、思ったよりも噛みごたえがありました。左下の赤いものは、やまもものシロップ漬けのようでした。
枝豆豆腐、オクラ、枝豆、南瓜
枝豆豆腐は、生麩のような食感でもちもち感がありました。だしは餡掛けになっています。
冬瓜、海老、木の芽
乾燥する機内を想定して、だしがとろみのある餡掛けになっています。
よもぎそば、味付けとろろ、いくら
つぼ漬、子持ち昆布佃煮
ご飯に合いますね。
味噌汁
味噌汁は普通でした。お椀の中には金で鶴が描かれていました。
お茶
バーカウンター
もともと、中距離路線などでの使用が想定されているため、バーカウンターがあります。しかしながら、2時間半程度の近距離路線のため、ギャレーと同じような荷物置きとしての使われ方のみでした。
あっという間の到着です、沖縄便とさほど変わらない所要時間のため、映画1本を見終わることもできません・・・そして、機内wi-fiも国内線とさほど所要時間は変わらないにもかかわらず有料となっています。
Shell Flat Neoということで、シートはフラットにはなりますが、水平ではなく、いわゆるライフラットということで少し傾斜しているタイプです。食事が終わったら、1時間も眠ることができない程度で、これでビジネスクラスは長距離線と比較してしまうとなんだかなぁ・・・という感じです。
Boeing787-8の感想
国際線でこの機材に乗るのは初めてでしたが、やはり普段乗りなれた777に比べると少し狭いのかなぁという印象でした。
それを物語っているのが、ボーディングブリッジ(搭乗口から飛行機の扉までの橋)が接続されるのが1本だけなんです。通常、最前方と真ん中あたりだと思うのですが、この便では行きも帰りも1本だけでした。そこらへんから見ても、777とは違うなぁという印象でした。767とまでは言いませんが、やはり少し小さいですね。
最前方しか並びで指定可能な席がなかったためではありますが、最前列はやはり良くないですね。収納の問題もありますが、それ以上に短時間のフライトなのでテレビが常時前にあると便利なんですね。最前列だと、いちいち収納しないといけません。