ポイント
最も重要となるポイントは、日本からいかにして安く脱出するか。
- マイルを使った特典航空券だけに固執すると取れない。
- 急がば回れ。日本から直行便で目的地まで行こうとすると、需要増のため超高額な変動型運賃・マイルが適用されてしまう。経由便も検討を!
- 柔軟な思考を。一旦、安くどこかしら海外に脱出するルートを見つけると、そこから先の乗り継ぎ便は特典航空券でも案外空席がある。
特典航空券でなくとも、別切りの有償チケットでもよければ、脱出先の海外を拠点の安いチケットが買える。(海外はGWなど関係ないため)
2019年のゴールデンウィーク
- 4月27日(土)・・・・・・・・・・・1日目
- 4月28日(日)・・・・・・・・・・・2日目
- 4月29日(月)昭和の日・・・・・・・3日目
- 4月27日(火)祝日に挟まれた休日・・4日目
- 5月 1日(水)即位の日・・・・・・・5日目
- 5月 2日(木)祝日に挟まれた休日・・6日目
- 5月 3日(金)憲法記念日・・・・・・7日目
- 5月 4日(土)みどりの日・・・・・・8日目
- 5月 5日(日)こどもの日・・・・・・9日目
- 5月 6日(月)振替休日・・・・・・10日目
2019年のゴールデンウィークは、天皇陛下の退位、即位があるため空前絶後の10連休であることは、もう周知のことかと思います。
連休が来るたびに、旅行に行きたくなってしまうという持病を抱えるのがマイラーと言うものです・・・そして、あわよくばマイルを使って格安に、さらに言えばエコノミーより上のクラスで国外に脱出したいよなぁ、というのもマイラーの性ですよね。
マイルを使った旅程
ピークの3大シーズン
- ゴールデンウィーク
- お盆
- 年末年始
当然のことではありますが、特典旅行を取るのは至難の技です。特典航空券が予約受付開始する1年前(355日前)の段階から、争奪戦に参戦し計画的に取っている人ならまだしも、そうでない人が直前に予約を入れるのはかなり厳しいですね。しかも、今年のGW10連休は1年前はまだ決まっていませんでしたので、フルで旅程を入れられた人は多くないんじゃないかと思います。それに、4連休と10連休では行く場所も変わってきますよね。そこで、今から取れそうな行き先を調べてみました。
ANAの場合
当然ながら、もうどの路線も直行便で検索をかけたところで壊滅的です。
空席待ちなどしたところで、ほぼ可能性はないでしょう。しかし、空席を見つけました。
- GW前後2日(4/26と5/7)有給を取れるなら・・・
関西ー上海線を往復ANAエコノミーで23000マイル+税・サ14710円
あまり現実的ではないかもしれませんが、もし前後に1日ずつ有給が取れるのであれば、の話です。
- GW前に有給1日(4/26)を取れるなら・・・
関西ー上海線を往復ANAのビジネスで43000マイル+税・サ14710円
往路ANAエコノミー、復路ANAビジネス33000マイル+税・サ14710円
なんとか頑張れば、1日くらい有給を取れる、という人は試す価値ありです。ただし、その前に仕事が忙しくなることは目に見えていますが。
上海は行ったことあるし、そんなに長期間上海ですることないしと思った方、上海に行くことが目的ではありません。上海を経由して、そこから目的地への特典航空券をスルーで取ってもよし、別切りのチケットを有償で買ってもよしです。
JALの場合
「JAL国際線特典航空券PLUS」という、混雑事前予測型の必要マイレージ変動型のシステムが2018年12月から始まっています。ANAと違って、必要マイル変動型になったため、特典航空券がゴールデンウィークでも割と取れそうです。しかし、このシステム超非現実的です。
- 香港往復が113000マイルという法外とも言えるマイル数です。通常の時期であれば往復2万マイル程度です。10万マイルあれば、ANAだったら欧州までの往復ビジネスクラスで取れますので、マイルで取る意味が全くありません。
今まで、マイルを使った特典航空券は非常に旨味が多く、ありがたい良いシステムだったわけですが、運賃にとどまらずマイルまで変動型になってしまいました。これにより、マイルを使った旅程と言うのが通常のお金で買うチケットとの境目がどんどん薄くなっていくような感じですね。これが、航空業界のこれからの流れになっていくのでしょう。
有償の旅程
冒頭のヒントで述べましたが、とにかく日本から外国に一歩出るだけで、超高額になります。ですので、いかに安く日本から一歩外に出ることができるかにかかっています。
LCCを使う
これも一つの解決策です。でも、LCCって万一の欠航の際に振替も効かないし、結局手荷物を預けると高くつくし、機内食もなければシートテレビもない、ラウンジも使えないし・・・下手をしたらゴールデンウィークはレガシーキャリア並みの値段ってこともありますよね。というわけで、私だったらパスします。
ANA SKYコイン、e JALポイントを使いANA/JALで発券する
ANAの場合は、特典航空券はL(ローシーズン)R(レギュラー)H(ハイシーズン)の3つの分類のため、まだ特典航空券で取る方がお得感が高いですが、JALに至っては完全変動型のマイルに変わっています。このため、利用時期によってはマイルを決済用のポイントに交換してから有償運賃で発券する方が得策です。
- ANAの場合・・・1マイル=1.2〜1.7 SKYコインに交換可です
- JALの場合・・・1マイル=1〜1.5 e JALポイントに交換可です
- JAL(キャセイ運行のの共同運航便)の香港便
10日間フルでの旅程は無理なのと、1日有給が必要にはなりますが、割と安いお値段で取れます。(往復で約6万円)
- ANAの上海便
ANAの上海便は、カレンダー通り10連休の日程での発券で77210円です。有給2日取れれば46710円という割安のお値段です。
次の記事では、私のGW計画を発表します!