私は、現在3大航空アライアンスの上級資格を持っています。
- ANA Super Flyers Card(SFC)
- JAL Global Club (JGC)
- DELTA Gold Medallion (デルタ・ゴールド・メダリオン)
通常、航空会社・アライアンスの上級会員資格を入手するには、多頻度利用客になって基準を満たす必要があります。というわけで、皆さん必死で修行をしたりされてると思います。理由は簡単で、様々なメリットがあるからです。
- 上級会員のメリットは?(各アライアンス共通)
- 上級会員になるには?維持するには?
- 維持費はいくらくらいかかるの?
- ペイできるの?
- 3つとも持つ意味があるの?
- まとめ
- デルタ・スカイマイル・アメリカンエキスプレス・ゴールドカードの入会はこちら
上級会員のメリットは?(各アライアンス共通)
- 優先チェックイン
- 優先受託手荷物カウンター
- 優先保安検査レーン
- 優先搭乗
- 受託手荷物の優先的なお取扱い
- 空港ラウンジの利用
- 前方席の指定
簡単に言うと、空港で待ったり並んだりということが大幅に減ったり、ラウンジでくつろいだりすることができるということですね。繁忙期のチェックインカウンターって、大行列でウンザリしたりしますよね。
「うわーっ、すごい行列!一体何十メートルこの行列続いてるんだ・・・」
そんな時に、優先レーンでスイスイとごぼう抜きして、30分や1時間の節約なんてことができれば気分的にも全然違うわけです。余った時間はラウンジでゆっくり食べて飲んでというわけです。通常、ビジネスクラス・ファーストクラスでしか味わえないようなこんな優越感が、エコノミーでも利用できるとなると、それは魅力的なサービスですよね。
上級会員になるには?維持するには?
通常、上級会員資格は多頻度利用が前提ですので、かなりのフライトを飛ぶ必要があります。そして、一度上級会員の資格を持つと、その会員だけが入会できるクレジットカードに申し込む資格ができます。会費を払っているだけで、一度達成したステータスをずっと維持できる。だから、これを目当てに少し無理をして修行をしてでも上級会員を目指すわけですね。
- ANA
Platinum資格達成後、Super Flyers Card、通称SFCに入会できる。年会費で維持している間は、Star Alliance Goldとしてのステータスも維持可能。 - JAL
JAL Fly on Sapphire資格達成後、JAL Global Club、通称JGCカードに入会できる。年会費で維持している間は、OneWorld Sapphireとしてのステータスも維持可能。 - DELTA
デルタ・ゴールドメダリオン資格は特殊で、デルタ提携のアメックスのカードに入会するだけでステータスが入手できるというものです。年会費で維持している間は、デルタ・ゴールドメダリオン=Skyteam Elite Plusのステータスを維持可能。
※海外発行のデルタ・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードには、ゴールドメダリオン資格が付帯しないようですので、日本のマーケットのみで戦略的に付与している特典になると思われます。というのも、日本国内の航空会社でSkyteamに所属する航空会社がないためだと思われます。(以前スカイマークが経営破綻した時、デルタは名乗りをあげましたが、結局ANAに軍配が上がり、結局現在のところスカイチーム加盟の日系キャリアはありません。そのため、日本国内ではあまり威力を発揮しません。)
維持費はいくらくらいかかるの?
結構痛い出費にはなるのですが・・・総額で年会費50,220円です。
- ANA
年会費 11,340円 (ANA VISA Gold Super Flyers Cardで、マイペイスリボ+Web明細の割引後) - JAL
年会費 10,800円 (JAL Global Club Club-A JCB Card) - DELTA
年会費 28,080円 (DELTA Skymiles American Express Gold Card)
ペイできるの?
これは、人によって価値観が違いますので、なんとも言えません。上で述べたような上級会員のメリットが受けられることに加えて・・・
- ANA
メインクレジットカードとして使っており、現在の決済額でV2ランク、1.585%の還元率であること。そして、カード更新ボーナスマイルとして年2000マイルが加算されること。 - JAL
毎年初回搭乗ボーナスマイルとして、JGC会員は5000マイルの加算。 - DELTA
ニッポン500マイルキャンペーン(国内線の搭乗券をFAXすると、他社にマイレージ加算済みであってもデルタが1区間500マイルのボーナスマイルをくれるというサービス)の上限が2万マイルになる。(一般会員だと上限は5000マイル)
カードの継続で毎年3000マイルの加算。
3つとも持つ意味があるの?
結論から言うと、あります、だから私は年会費を5万円以上払ってでも維持しています。一番の理由は、アライアンスに拘らずに、その時最もコストパフォーマンスの高い移動手段を選べる、囲い込まれないという自由を手に入れられるということです。もともと上級会員制度は、利用頻度の高いお得意様を他社に取られないよう囲い込んで、逃げられないようにするためのものです。
各航空会社毎にメリットが違うため、その時に応じて選べる自由度が増します。例えば、ANAはポイントサイトなどでも非常に貯めやすく交換率も高く、クレジットカードの還元率もダントツです。しかし、いざ特典航空券で使おうと思うと、なかなか空席がなくて取れない場合が多いです。それに比べて、JALは比較的空席があり特典航空券が取りやすい。デルタ=スカイチームは、盆・正月・GW等、チケットが非常に高額になる時でもスカイチーム便だとかなり安いチケットがあったりします。1年前から、頑張って休みのチケットを取るなんてことをせずに済みますし、たまに有給で連休にした時に調べて、コスパの高いチケットがあれば直前でも買ってパパッと旅行に行くことができます。
まとめ
中立の立場で飛行機を選べて、コストとパフォーマンスを天秤にかけることができる、それにより旅行での自由度が高まるというのが最も有利なことだと思っています。
例)台湾に行こうと思い立った時に・・・
- チャイナエアライン(スカイチーム)が往復2万円
- ANA(スターアライアンス)が往復7万円
- EVA(スターアライアンス)が往復3万円
- JAL(ワンワールド)が往復5万円
- Cathay(ワンワールド)が往復4万円
だったと仮定します。マイレージは使わない場合と仮定して、みなさんは、どのチケットを買いますか?私であれば、チャイナエアラインを選びます。しかし、SFCだけしか持っていない人であればANAかEVAかの2択にこだわりますし、JGCだけしか持っていない人だとJALかCathayの2択にこだわりますよね。仮に一番安いチャイナエアラインを選ぶと、優先サービスを受けられないからです。
みなさんも、もう一度囲い込まれる前の、あの自由を手に入れてみませんか?(笑)
デルタ・スカイマイル・アメリカンエキスプレス・ゴールドカードの入会はこちら
スカイチーム・エリートプラス資格が入手可能なのは、デルタ・スカイマイル・アメリカンエキスプレス・ゴールドカードです。
紹介で入会されると、合計18,000ボーナスマイル (ご入会で8,000ボーナスマイル+ご入会後3ヶ月以内にカードを合計10万円以上ご利用で10,000ボーナスマイル)入手可能です。他のキャンペーンだと、20万円以上などとなっていますので、紹介の方がハードルが低く活用しやすいと思います。下のリンクから、デルタアメックスゴールドを選んでいただくと、紹介での入会が可能です。
amex.jp