きりたんのマイラー旅ブログ

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RIMOWA購入計画【2】〜Electronic tag付きモデルは買うべからず〜

RIMOWAのElectronic Baggage Tag(eTag)の話です

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さて、ご一緒に見てまいりましょう。

loyaltylobby.com

The Electronic Baggage Tag that Rimowa introduced just a few years ago seems to be ending it’s existence prematurely as the manufacturer already took it out of the new series. 
Rimowaがほんの数年前に登場させたeTagは、新たなモデルからはすでに外されており、未熟なままその存在を終えることになりそうだ。

このような文面から始まった記事は、大まかに言うと以下のような内容です。

 

  1. 公式には、廃止のアナウンスはないものの、それはもはや明確となった。
  2. 多くの航空会社でチェックインの際にeTagから電池を取り外すことを余儀なくされていると、昨今eTag付きのRimowaを持つ人からの声が上がっている。
  3. Rimowaは、不完全な製品の機能を、顧客の要求と航空会社の思惑の面で完全に判断ミスしてしまったのかも。
  4. 将来的に、バーコードではなくRFID(非接触のICチップ)になると予想される。(例:カンタスのQTag)
  5. LVMH傘下に入ったRimowaの新モデルにはeTagはもはや付いていない
  6. LufthansaのWorldShopなどでは、eTag付きモデルを出血大セールしている(100ユーロディスカウント等)

そして、結論として以下のように締めくくっています。

  • ここ2年の間にわざわざeTagに余分なお金を払った人が可愛そう。アジアの小売店では、今も割引なくeTagモデルを売っている。しかし、RFIDが主流になるまで購入は延期したほうが賢明。

一度始めてしまったものを、そう簡単に撤回することはできないということですね。自ら失敗だったと、認めることはしません。失敗作を既に手にした人からのクレームが怖い・・・?

については、先日コメントをいただきましたサマンサさん (id:Samantha_TOKYO)の記事でも言及されている通りですね。

最近は中国製など粗悪なモバイルバッテリーから煙が出たり発火したりといったこともあり、チェックインの荷物にはバッテリーが入れられないというのが主流です。

www.samantha787.com

一言で言うと、失敗作です。航空会社は紙を節約できる、顧客は空港でスーツケースを預ける際に紙のバーコードタグが出るのを待つ必要もなくスマートでしょ、といったメリットを想定されたのでしょうが、実際問題バッテリー外さないとダメなことになって最悪な運用上の欠陥を招いたと・・・

残念ながら、もっと便利な新しい技術があるのに、バーコードを表示するというこのシステムは中途半端過ぎたのでしょう。香港空港ではRFIDの埋め込まれたシールを荷物に貼り付けて、それを無線で読み取って管理していますよね。これからの物流の主役は、RFIDタグです。

LVMHグループに入って、ロゴを新しく変えたタイミングで、しれっとなかったことにしちゃったのでしょう。「なにそれ?そんなのあったっけ?あ、前の古いモデルには付いてたよ。」とでも言わんばかり。

もはや無用の長物となるeTagは正直お荷物なのです。ですが、市中に出回っている在庫をはけるためには、安くして提供すれば顧客も不便さに目をつぶって買ってくれるだろう、ということですね。

 

eTagはチェックインラゲッジには買わないほうが良さそう

安く買えるのなら、eTagという過去の遺産となりつつあるおじゃま虫の付いたモデルを割引価格で購入するというのも手です。チェックインラゲッジでなく、機内持ち込みサイズであれば電池を外して見せろと言われることもありません。ただ、eTagのユニットは中の部分のスペースを取るので邪魔ですが・・・

ただし、チェックインラゲッジにeTagが付いていた場合、空港でチェックインカウンターで電池が入っていないことを見せるという面倒な作業を強いられること、あらかじめ覚悟しなければなりません。それが毎度のこととなると、私はそれに耐えられません・・・・というわけで、私はeTagのないモデルを購入したいという結論になりました。