- この日のプラン
- アテネセントラルマーケット
- 国立考古学博物館
- Thanasis Gyros Kebabでランチ
- ローマ時代のアゴラ
- Davinciのジェラート
- 古代アゴラ(アテナイのアゴラ)
- パルテノン神殿
- 買い物
- タベルナDAMIGOSで食べる
メテオラツアーが豪雪のため中止となってしまったため、この日はアテネ市内観光で過ごすことにしました。昨年、私はメテオラに行っているので良いのですが、同行の友人は行けておらず残念無念です。
この日のプラン
- アテネ セントラルマーケット
- アテネ国立考古学博物館
- ケバブのランチ
- ジェラートを食べる
- パルテノン神殿
- タベルナで食べる
まずは市場に行こうということになり、向かいます。途中、アッティカデパートと言うアテネ随一のスーパーマーケットや、アカデミーと言う由緒正しき古代ギリシャ風の建築物の前を通ります。メトロで行くにしては微妙な距離なので、徒歩で行きました。猿のディスプレイはアッティカデパートの前のものです。途中、小さな教会や絨毯やさんがありました。ギリシャはヨーロッパでも一番東側になるため、トルコにも近いためかペルシア絨毯風が安かったです。
アテネセントラルマーケット
以前からお伝えしているかもしれませんが、私は旅行に行くとマーケットやスーパーなど、現地の人たちが普通に普段の買い物をする場所を見て歩くのが大好きです。マーケットって、見てるだけでもワクワクして楽しいですね。特に見たことのない食べ物などを見るのは楽しいです。
ナッツ屋さん
ナッツ屋さんでは、量り売りのピスタチオ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、くるみなどなどが売っています。どこのお店も、kgあたりの値段がきっちり明記されているので、トルコやイスラム圏にありがちな値段が不明と言う不安はありません。明朗会計で、ちゃんと秤に乗せてバーコードと値段が記入されたシールを貼ってくれますので、安心です。大体どこのお店も似たり寄ったりの値段だったので、相場での販売のようでした。
結局、ピスタチオとヘーゼルナッツ、カシューナッツをそれぞれ5EURずつ買いました。ピスタチオは、ローストと塩味のものが大体1kgで12〜20EURの間でした。(この後、行くエーゲ海クルーズで訪れるエギナ島はピスタチオの名産地で、こっちで買う方が安かったです・・・)
チーズ、乳製品屋さん
ギリシャ文字で書かれているので、読めませんが・・・
ギリシャではフェタチーズという少し癖のあるヤギのチーズがよく食べられます。グリークサラダと言えば、サラダの上に四角くて大きめのフェタチーズが乗っているのが定番ですが、乳製品は日本よりもはるかに種類も豊富です。
ちなみに、日本に持ち帰る際、肉類(生ハムやベーコンなども)は証明書がないものは持ち込み不可ですが、チーズは携行品として持ち帰る分には問題ないようです。
ちなみに、学生時代に旅行会社でインターンシップをしていた頃にベテラン添乗員さんから「動物や人間には国境があっても、海は世界中繋がってて国境はないでしょ?だから魚はOKなの。」ということを聞いて、妙に納得しましたが、魚は確かに問題ないです。
手作り感があって、美味しそうですね。おそらく、Kgあたりのお値段でしょうか、8.8EURと書いてありますね。見てるだけでも楽しいです。今回はもう荷物がパンパンなので、買えずじまいでしたが、表面がロウで固めてあって、真空パックされているようなチーズであればお土産に買って帰っても良さそうですね。
左のボウルに入ったものは、おそらくギリシャヨーグルトですね。その下はイタリアのパダーノチーズという熟成発酵させたものです。パルミジャーノレッジャーノ(いわゆるパルメザンチーズ)は、ブランドなので値段が高いです(シャンパンと同じようなもので、作られる限定された地域と認証があるため)が、パダーノチーズはほとんど同じ製法で味もほぼ変わらないのに値段は安く日常使いにも良さそうです。
肉屋さん
羊や牛など、皮を剥いだ状態で目玉もついたものが吊るし売りされています・・・
ちょっとグロテスクな感じですが、新鮮な感じでした。日本では、こういう売り方ってないですが、ベトナムやカンボジアなどでも市場と言えばこう言う雰囲気ですね。
魚屋さん
タイやタラなどです。こちらの魚屋さんは横ではなく、縦に並べてピョーンと飛んだような遊び心にあふれるディスプレイで、フォトジェニックな感じです。
イカやエビ。イカは小ぶりのものが多いですね。ギリシャ料理のカラマリア(イカのフライ)めちゃ美味しいですね。
こちら、値札がついていなかったのですが、サメですね。それから、サケのアラの部分はかなり安かったです。
エスカルゴ
これ、カタツムリです。普通のカタツムリではなく、エスカルゴ用の種類だとは思いますが・・・
コーヒー屋さん
こちらはコーヒー豆を売っているお店、市場の中にあったわけではありませんが、いい匂いに誘われて入ってしまいました。ヨーロッパなだけあって、モーター部分はSIEMENSですね。今回は、ローマのパンテオンのカフェでコーヒー豆を買ってしまったため、パスです。ただ、こちらのコーヒー屋さんは数十種類の豆が売っていて、本格的でした。
国立考古学博物館
昨年訪れた時は、閉まっていたため訪問できなかったのですが、今回は開いていました。そして、なぜか入場料が5EURに値引きされていて、割と人が入っていました。でも、荷物を預けるクロークの係員のおじさんが「今日は人が多い、見てくれ」というジェスチャーで不機嫌なご様子。
アガメムノンの黄金マスク
教科書の資料集などでも載っているあれですね。やはり、金(ゴールド)は年月が経っても色褪せないんですね。
エジプトコーナー
ローマでもありましたが、やはりヨーロッパの人たちにとってエジプトというのは歴史の深い憧れの場所なんですね。それにしても、大英博物館、バチカン美術館、ルーブル美術館など名だたる美術館にはあらゆるエジプトの秘宝がありますよね。
神々の名前についての解説版
これ、結構面白いです。しばらく見て、そうそうと思い出しました。
オシリス・・・死、蘇生、豊穣の神
イシス・・・混沌、砂漠と悪の神
アルテミシオンのポセイドン像
こちらも有名な展示ですね。
博物館の展示品は、ほとんど柵やガラスなどもなく、教科書に出てくるようなものが手に触れられる位の範囲にあるのがすごいですね(もちろん絶対に触れてはいけません)。
館内は思ったよりも広かったですが、一部閉鎖された展示エリアがありました。だから入場券がディスカウント価格だったのかは不明。
Thanasis Gyros Kebabでランチ
ギロスとは、トルコでいうドネルケバブです。ギロスをピタパンで挟んだものをギロピタと呼ぶらしいですが、ギリシャ料理として庶民的なメニューとして人気です。ここら辺の食文化は、ほとんどトルコと変わりませんね。ヨーロッパというよりも中東の雰囲気がします。
サラダはレモンとオリーブオイルが効いていて、すごくボリューム満点で美味しかった。
こちらは、トルコでいうキョフテのようなもの、スパイスの効いたひき肉を長細くして焼いたもの。ピタパンの上に乗っていて、食べ応え満点で美味しかった。
こちらがギロピタと呼ばれるもののようです。チキンや豚肉をケバブにして焼いたものを削ぎ切りして乗せてあります。ちなみに、削ぎ落とすのは電動ノコのようなシェーバーのような機械を使っていました。
二人で食べましたが、かなりお腹いっぱいです。二人だったら、サラダ1つとギロピタ1つだけで十分かもしれません。
庶民的な感じでしたが、味の方は抜群でコスパは高くて大満足です。ギリシャに来たら、一度は訪れたら良いんじゃないかと思います。
ローマ時代のアゴラ
パルテノン神殿の北側にある、アゴラです。アゴラとは、古い公共の広場という意味だそう。
猫はいたるところに
Davinciのジェラート
アテネにも、ジェラートのお店が割とたくさんあります。Davinciというお店に入ってみました。
ダークチョコのジェラート
これ、かなり美味しかったです。
シェイク
まさか、友人はこんなドデカいシェイクを頼んでしまいました。
アイスクリーム何個かをミキサーに入れて、作ります。私がジェラートを食べ終わったくらい、15分ほど掛かってようやく完成。(これが後で仇となるのですが・・・)
Laurenceのチョコレートペースト
Laurence • Galerie De Chocolat
ここのチョコレート味のジェラートが甚く気に入ってしまい、小さな瓶に入ったダークチョコレートペースト、1つ5EURとそこそこのお値段ですがを何気なしに買ってみました。調べた所、Laurenceというのはギリシャのチョコレートペーストを作っているお店のようです。
家に帰ってから、パンに塗って食べたのですが・・・
これが激ウマ!!!割と堅い目のペーストなのですが、焼いたバタートーストにつけるとチョコレートクリームが溶けて、程よい具合になります。なんと言っても、日本で売っているようなまがい物のチョコレートではなく、本当にカカオの味やロースト感がしっかりとしていて、上質なお味です。まだ使い切っていないので、毎朝これをトーストにつけて食べるのが楽しみで仕方がないです。ぜひギリシャにお越しの際はお求めください。こんなに美味しいんだったら、他の板チョコも買っておけばよかったと後悔。
古代アゴラ(アテナイのアゴラ)
ここはまだ行ったことがなかったので、来てみたのですが、この日は15時半閉館で最終入場は15時までとなっており、なんとギリギリアウトで入場できませんでした・・・あんな手のかかるシェイクを頼んでいなかったら・・・でも後の祭りです。
気を取り直して、再びパルテノン神殿に向かうことにしました。途中、猫がいっぱいいて、おそらく地元の人からでしょうかキャットフードを貰ってカリカリと食べていました。
こっち見ると目つきが鋭いですね、怒ってる?
パルテノン神殿
パルテノン神殿は17時まで開いていたので、2回目となりますがやってきました。
この日は、曇りで時々パラパラと雨が降ったりという、今までのアテネは冬場の訪問でしたがお天気に恵まれていてよかったのですが、少し残念な景色となりました。日差しがない分寒く感じられます。初めてきた時は、暑くて上着を脱いでシャツだけで過ごせたのが嘘のようです。
サグラダファミリアと同じで、いつ来ても工事中です。サグラダファミリアの方は2026年にも完成予定だそうですが、こちらはいつ完成するのでしょう・・・
新アクロポリス美術館を望む
エレクティオンなど
良い場所にお住まいの猫さん
買い物
大好きなスーパー巡りです。このお店、え!?松岡?と思ったのですが、よーく見ると、MATSOUKA(マツォウカ)でした(笑)お買い物をしたのはこちらではなく
SEASONSスーパー
輸入食品、雑貨のお店ですね。成城石井のような感じで、ちょっと高級路線のスーパーと言ったところでしょうか。輸入の枝豆も売っていました。HEMP(大麻)プロテイン入りのクッキーなんてのも売っていましたが、これは日本ではOKなのでしょうかね・・・
はちみつは種類豊富で、洗練されたものばかりの品揃えでしたので1つ買ってみました。すごく花の香りがフワッと香って美味しかったです。こちらもチョコレートペーストと共に、朝ごはんにバタートーストに塗って毎朝楽しみに食べています。
タベルナDAMIGOSで食べる
さて、ディナータイムです。先日の、アクロポリスのメトロ駅近くのレストランが大大大ハズレだったため、冒険せずに去年来た間違いのない味のこちらのお店にやってきました。地上階のお店は、オシャレで綺麗なボトルが並ぶバーです。
オリーブとパン
こちらは、お通しのようなもので出てきます。パンは一人1EUR取られるようですが、まぁ必要かと思います。グリークサラダを注文しようかと友人に提案したのですが、先日のレストランでのギリシャ料理のトラウマからか、却下されてしまいました。
魚介のスープ
こちらは、見た目チキンのように見えますが、白身魚がいっぱい入っていて、ブイヤベースのような魚介の旨味たっぷりで美味しかったです。スープの美味しい食事処は当たりというのが私の印象です。
タコの塩焼き
塩焼きとは言っても、ギリシャでは塩もみして乾燥させたものが一般的のようです。ですので、程よく水分が抜けていて、さきいかほどではありませんが、噛みごたえがあって美味しいです。
カボチャの花のフライ
こちら、カボチャの花のフライというものを注文してみました。え、どこが!?と思ったのですが、コロッケのような練り物の中に入っているようです。ギリシャ料理にはつきもののザジキというヨーグルトソースにつけていただきます。
デザート
これ、先日のレストランでも注文していないのに出てきたのとほぼ同じです。
セモリナ粉(パスタを作るのと同じ原料の小麦粉の種類)を蜜で浸したものに、シナモン、黒蜜がかかっているようです。特別美味しいものではありません・・・
ちなみに、これもサービスで出てきました。
メテオラが大雪でツアーキャンセルとなってしまい、謀らずもアテネ観光となったわけですが、1日かけて回るのは十分で充実した1日になりました。古代アゴラに行けなかったのが少し残念でしたが、またそのうち機会があるかもしれません。
翌日は、昨年も参加したエーゲ海1日クルーズ3島巡りです。