チャイナエアライン
チャイナエアライン(中華航空)は台湾のナショナルフラッグでスカイチーム所属です。エアーチャイナ(中国国際航空)とよく間違われますが、こちらは中国大陸のナショナルフラッグでスターアライアンスの所属です。
ビジネスクラス開放席とは?
機材変更や、座席配置、シート数の都合により、本来ファーストクラスの席をビジネスクラスとして運用したり、ビジネスクラスの席をエコノミー席として運用したりするものです。アップグレードというわけではなく、シートだけ上級シートですが、機内食などのサービスは元のクラスのまま、ラウンジも上級会員でない場合は利用不可です。アップグレードではないので追加料金・マイルは無料ですが、エコノミーよりも断然快適に過ごせることは間違いありません。チャイナエアラインの場合、Boeing747(ジャンボジェット)の2階席が狙い目です。
Boeing747-400(ジャンボジェット)
JALもANAも完全に退役したこの機材、国内線で乗ることはもうできません。今日本に残っているBoeing747-400は自衛隊所属の政府専用機の2機だけでしょう。それも、2019年にはBoeing777-300ERに更新されてしまいます。この機材の特徴は、エンジン4発機で2階席があるということです。騒音や燃費効率の悪さから、新しい機材への更新が進んでいます。最近のトレンドとして、コストや燃費効率の悪さからAirbus A380のような大型機は売れないようですね。
小さい頃、このジャンボジェットを見ると大きくてカッコ良いなぁと思ったものです。初めて2階の席に乗った時は、すごく静かで個室感があって良いなぁと感心したものですが、1つの時代が終わったという感じですね。これからは消えていく運命です・・・(Boeing747-8という後継機もあることにはあるのですが、ほとんど就航していません。)
チャイナエアラインの保有するBoeing747
機体記号(レジ) | 運行会社 | シリーズ | 型式 | 製造番号 | 登録 |
B-18201 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 28709/1114 | May-97 |
B-18202 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 28710/1132 | Oct-97 |
B-18203 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 28711/1136 | Dec-97 |
B-18205 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 28712/1137 | Dec-97 |
B-18206 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 29030/1145 | Feb-98 |
B-18207 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 29219/1176 | Sep-98 |
B-18208 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 29031/1186 | Nov-98 |
B-18251 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 27965/1063 | Jun-00 |
B-18701 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409F/SCD | 30759/1249 | Jul-00 |
B-18702 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409F/SCD | 30760/1252 | Jul-00 |
B-18706 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409F/SCD | 30763/1267 | Mar-01 |
B-18707 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409F/SCD | 30764/1269 | Apr-01 |
B-18210 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 33734/1353 | Dec-04 |
B-18211 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 33735/1354 | Dec-04 |
B-18212 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 33736/1357 | Mar-05 |
B-18215 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409 | 33737/1358 | Apr-05 |
B-18705 | チャイナエアライン | 747-400 | 747-409F/SCD | 30762/1263 | Dec-11 |
まだ現役で活躍している機材を調べると、17機ありました。最も古い機材で20年選手、最も新しくて6年といったところです。
チャイナエアライン747シートマップ
こちらのシートマップを見てもらうとわかるように、ビジネスクラスは61席となっています。ですが、1階の前方席を見るとファーストクラスのようなシートですよね。チャイナエアラインにはファーストクラスの設定は現在ないようで、ビジネスクラスに開放しています。そして、2階席は全てビジネスクラスシートなのですが、ここは全てエコノミー開放席です。2タイプあるようです。
2階(アッパーデッキ)へ続く階段
A380などは、2階にもボーディングブリッジがかかりますが、B747は2階席が限られたスペースのため、こちらの階段を登ります。
一番古いタイプ
このシートは小豆色のレザーシートタイプです。リクライニング角もそこまで大きくありません。やはり、かなり古い機材なので、くたびれ感があって昭和の雰囲気といった印象です。窓際に小物入れがあるのは嬉しいですね。前方のカーテンの奥にコックピットがあります。
更新後のタイプ
こちらは更新後のタイプです。レザーシートではなくファブリックになっています。シートは、残念ながらフルフラットになりません。
機内食は、下の通りのエコノミー食です。
どの路線で乗れるの?
以前は、関西ー台北便で毎日B747での運用便があったため、この2階席にはかなり乗れました。しかし、残念ながらエアバスの新型機A350に置き換わってしまったため、現在はこの路線を狙うことはできません。ただ、不定期でまだB747が入っている時がありますので、その時にはまだ狙えます。以下にB747がまだ飛んでいる路線を調べた結果を貼っておきますので、参考にしてみてくださいね。その他の路線でも、B747の場合はチャレンジの価値ありです。チャイナエアラインに乗る場合は、ぜひどの機材かも調べておきましょう。
- CI153便 関西ー台北(2017.7.8〜土曜日のみ1便、2017.8.2〜水曜・土曜のみ各1便)
- CI123便 沖縄ー台北(毎日)
- CI131便 新千歳ー台北(毎日)
誰でも乗れるの?
予約時に、座席指定ができる運賃の人は、2階席が指定できるかチェックしてみてください。みなさん、よくご存知のようで2階席から埋まっていっていますが、空きがあればラッキーなことに誰でも指定が可能ななようです。事前指定できない場合は、当日空港で聞いてみてください。場合によっては、上級会員にしか開放していない場合もあるようですが、私はアメックスでデルタ・ゴールドメダリオンカード(スカイチームエリートプラス資格)があるので、今まで当日空港で2階席のリクエストが通らなかったことはありません。だいたい、今までチェックインの際に2階席ありますか?と尋ねると、スーパーバイザーに確認をとってOKとなる場合が多かったです。向こうから、2階席にしますか?なんてことは絶対に言ってきませんから、こちらからダメ元で聞いてみるのが吉です。チャイナエアラインのラウンジを使いたい人は、デルタ・アメリカンエキスプレス・ゴールドカード、この際いかがでしょう。
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