クリスマス前後の時期に訪れたのですが、冬のバルセロナに来てまず感じた印象は「暖かい!」ということです。
昼間なんかは、ジャケットを着ていたら汗ばむくらいで、寒さに震えることもなく、天候にも恵まれて楽しく旅行ができました。
バルセロナといえば、やはりサグラダファミリアに代表されるガウディ建築の宝庫ですよね。以前来たことはあるのですが、スペインには何度も来てみたいと思ってしまいます。この記事では、カサバトリョ、グエル公園についてお伝えします。
下準備
ガウディ建築の入場券についてです。バルセロナのあるカタルーニャ地方は、財政的に強くスペインの経済を牽引しています。そしてバルセロナといえば、ガウディの観光資源で潤った街ですね。今でも多くの住人に感謝されていることでしょう。
前置きが長くなったのですが、ガウディ建築、チケットがすごくお高いんです!
まず、バルセロナに来た人が訪れるであろう場所については、入場料で軽〜く1〜2万円なんて飛んで行ってしまいます。
- サグラダファミリア €15~29
- カサバトリョ €23.5~36
- カサミラ €22~41
- グエル邸 €12
- グエル公園 €7
- カタルーニャ美術館 €12
- カタルーニャ音楽堂 €18
これだけ行っただけで、入場料で軽く€100を超えます・・・(料金に幅があるのは、入場だけできる券やオーディオガイドがついたもの、プレミアムチケット(並ばずに入れるチケット)などの差です。)しかし、バルセロナに来てこれを見ないという人はいないと思うので、必要経費ですね・・・後ほどお安く入手する方法なども記載しています。
T-10回数券を使いました
この回数券、やはり大活躍してくれました。バルセロナカードという市内の公共交通乗り放題のチケットもありますが、2日券で€20などしますので、あまり元が取れないと思います。それよりかは、こちらのT-10回数券の方がはるかに利用価値が高いと思います。
行列に並びたくない人は、必ず事前にチケット購入かツアー参加を!
ガウディー建築に入ろうと思うと、夏場などハイシーズンであれば、まずチケット売り場でチケットを入手するだけで小一時間、入るために小一時間、などと時間のロスが非常に大きいです。長期滞在で、時間に余裕のある人でもなければ、行列に並ばずに行動したいですよね。
例)カサバトリョの一般チケット 当日窓口で購入すると€33、事前購入(日付を指定)で€28.5です。Fast Passというのが、USJやディズニーでもやってる、優先入場の権利(Fast Pass)で+€5必要です。
ネットで購入
インターネットで購入する場合は、公式サイトで購入すれば安心かつe-ticketを印刷して持って行けば、そのまま引き換えなしでQRコードを見せれば入場できたりするので便利です。ただ、事前にツアー会社でチケットを購入しておいた方が安かったり、見所のガウディー建築を一気に回れるようなツアーで安いのもあるようでしたので、比較検討してベストを選ばれた方が良いと思います。
ツアー会社で購入
私がよくお世話になっているVELTRAです。
カサバトリョは公式サイトで購入するより安く、プレミアムレーン(優先入場)が利用できるチケットで税込€23.5のものがありました。また、日本語での予約ができるため、英語の公式サイトが不安な方も安心です。
ツアーに参加
JTB系の安心の現地オプショナルツアーブランド「マイバス」です。ツアーだと、移動など全部やってくれるので、楽で効率的に回るには良いですよね。今までJTB系のツアーガイドでハズレに当たったことはないので、ガイドさんの教育もしっかりしてると思います。個人旅行の場合も、全て自分でやると大変で体力的にもきつい為、私は要所要所でこういったオプショナル現地ツアーを入れるようにしています。
間際割15%オフというのもありましたので、近々行かれる方はチェックしてみてくださいね。サグラダファミリアだけで€30近くしますから、かなりお得です。
JTBのバルセロナ現地ツアー(€55.25 【間際割】【BiG Summer キャンペーン】サグラダファミリア入場!王道のバルセロナ市内観光午前ツアー(観光ガイド付))
こんな面白いツアーもありました、セグウェイに乗って観光できるツアー。セグウェイはバルセロナ・マドリッド両方でレンタルできる場所がありましたので、スペインでは法整備が整っているのでしょうね。
JTBの現地オプショナルツアー(€80.75【間際割】【市内観光】バルセロナ市内観光 午後セグウエイ散策(観光ガイド付))
今回は残念ながら時間の都合で行けませんでしたが、モンセラットという郊外の岩場にある修道院があります。あともう1日あれば、行きたかった・・・移動時間もありますので、バスでゆっくり過ごすこともできて疲れも少ないかと思います。
JTBの現地オプショナルツアー(€56.95【間際割】【BiG Summer キャンペーン】モンセラット観光午後ツアー(観光ガイド付))
カサバトリョ
外観
この時は、クリスマス仕様になっていて、発泡スチロールのような丸いものでテラスがデコレーションされていました。ですが、カサバトリョのテラスはメガネのようなデザインで、あれはあれで好きなので見えないのが少し残念。今はチュッパチャップスの会社が所有しています。
建物には、直線がなくて、まるで生き物のような印象です
暖炉です
キノコ型をしていて、その中に腰掛けられるスペースがあります。冬場寒時など、そこに座って過ごすのでしょうね。
中庭は雪の演出
この時は外観もクリスマスのデコレーションがあり、中庭は本物ではなく発泡スチロールのようなもの降らせて雪の演出をしています。
タイル
こちらは庭にあったもので、ガウディ〜の建築物はみなこの割ったタイルで描かれた模様が美しく特徴的ですよね。
有名な天井のアート
まるで雫を垂らした時の波紋のような美しいデザイン。
中庭にはツリーが
窓
ここにはステンドグラスが散りばめられています。真ん中の上の方にある勾玉のような模様は、空気の換気口で開け閉めできるようになっています。機能だけでなく美しさもあるんですね。
窓のとって
窓の取ってひとつをとっても、このような曲線で美しいデザインです。
ステンドグラスが美しい
中庭
中庭は、上に行くほどブルーが濃くなっていき、太陽の光で奥行きが出るような作りだったかな。
屋上
屋上には、十字架を模したものと、煙突などがあります。
噴水
屋上の一番高い建物の中に、このような噴水があります。
トーレ・アグバール
こちらは、水道局が所有している、バルセロナ市街からどこでも見える、とにかく目立つビルですね。ガウディー建築ではありませんが、グエル公園への途中に寄ってみました。
Wikipediaより引用
ヌーヴェル(設計者)によれば、このビルはバルセロナの近郊にある奇岩の山モンセラートの形状と、水道会社ビルであることから噴き上がる水の形をイメージしたという。しかしバルセロナ市民からは男根(ファルス)を思わせると見られ、「坐薬」(el supositori)などのあだ名を付けられている。 高さは144.4m、38階(うち地下階が4階)で、30,000平方mのオフィス、3,210平方mの機械室、8,351平方mのその他用途(オーディトリアムなど)からなる。バルセロナでは3番目に高いビルである(一番高いビルは Arts Hotel と Mapfre Tower の二つ、ともに高さ154m)。
中には人がいる気配もなく、用途がよくわかりませんでした・・・
グエル公園
グエル公園は、バルセロナの北のほうに位置していて、メトロからは歩くと10分以上は掛かります。バスで行くのが良いかもしれません。昔は入場料など徴収せず誰でも入れましたが、今は入場券を買って入り口で読み取るタイプです。外からでも眺められます。
公園の外周
ここのエリアは入場券がなくても散策することができるエリアになっています。
眺望抜群
バルセロナは、それほどアップダウンのある街ではありませんが、この場所は北側の小高くなっている丘にある為、バルセロナの市街が一望できます。
入り口側
ここの中に入るには、入場券が入ります。係員が端末で入場券のバーコードを読み取ります。
強い日差し
バルセロナは、冬場でも本当に日差しが強く、寒い思いをすることはありませんでした。ただし、冬場とはいえ日焼け止めなどは準備して行った方が良いかもしれませんね。
庭園のほう
鳩の巣
この公園には、ご覧のような鳩に居心地の良い巣穴のような場所がいっぱいあります。これもガウディーが鳥も憩える場所にしたいという思いがあってのことでしょう。鳩にとってはありがたい話です(笑)
人気者のトカゲ
これはお土産物店などにも小さいものが売っていたりしますが、グエル公園といえばの人気者のトカゲです。
青い建物
お土産物・カフェ・トイレエリアにある青い壁が印象的な建物です。少し並びましたが、中を見ることもできます。それほど大したことはないですが・・・
カート
メトロの駅に行く道すがら、こんなカートに乗っている人がいました。レンタルできるのでしょうか、開放感があって楽しそうでした。
お土産物店
グエル公園近くにあるお店です。スペインは、イスラム文化が色濃く融合した世界があります。このカラフルなものも、よくイスラム圏にあるランプに似ています。