帰り、フランクフルトからソウル経由の関西行きはアシアナ航空です。1月初旬までのホリデーシーズンは、ずっとフランクフルトーソウル間の機材はA380で、2階席の前方を陣取って楽しみにしていたのですが、10月か11月ごろだったでしょうか、気づいたらB777-200ERに機材変更となっていて残念です・・・
搭乗開始
B777-200ERとは言え、300名ほどのキャパシティがあるのでゲートは割と混雑して行列ができていました。
英語、韓国語、ドイツ語の新聞がありました。
シート
シートは、A380と同じスタッガード仕様です。シート自体は、タイ航空のビジネスと同じ会社が作っているタイプですね。窓側の個室感の高い方のシートを取りました。このスタッガードの仕様のシートは、窓側席で窓際にシートが近いタイプが人気が高いですね。
何度も書いていますが、アシアナ航空のシートって、最初から薄汚れた感じの色ですよね・・・長期間使っても、汚れが目立たないようにという理由なのでしょうが、いつ見ても好きになれません。
スタッガード仕様なので、足元は狭くなっていますが、足を伸ばして寝るには十分なスペースです。
こちら、食事の際に使うテーブルですが、このテーブルはかなり良い出来だと思っています。大きいし真ん中に折り目もなく、ガタガタしません。そして、回転させることができるため、仮に食事中であっても席を立つことができてしまいます。
タイ航空のA380と全く同じシートだと思います。以前のタイ航空A380ビジネスクラスの記事は以下をご参照ください。シートの配色はタイ航空の方が良いですよね。
アメニティ
アメニティはロクシタンでした。ビジネスクラスのラバトリーにあるハンドソープやモイスチャージェルなど、全てロクシタンで統一されていました。ここら辺は評価高いかなという感じですね。ヘッドホンは、ノイズキャンセリング機能がない安っぽいもので、このあたりはダメですね。ちなみに、行きのルフトハンザは、BOSEのノイズキャンセリングヘッドホンQuietComfort3の機内専用モデル(コード類が外れず、バッテリーが入っていない仕様)でした。
ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンクは、果肉入りのオレンジジュースでした。これは高評価です。そして、こちらのサイドテーブルも、大きいので、スマホを置いたり本を置いたり、使い勝手が大変良いですね。水は、あらかじめサイドテーブルに置いてあるのも嬉しい。
フランクフルト出発です、チュース
メニュー
メニューがあらかじめ配られてきました。長距離のビジネスクラスの楽しみといえば、やっぱり食事ですね。
ディナー
- 韓国食・・・ビビンバのみ
- 洋食・・・・メイン3種(牛フィレステーキ、タラの焼き物、チキンピタカ)より選択可能
間食は、好きな時に注文可能なものです。ANAだと、一風堂のラーメンや角煮饅など、魅力的なメニューがあるのですが、アシアナ航空は質素にサンドイッチ、フルーツ、ラーメンでした。ラーメンは、途中、周りで食べている人がいましたが、辛ラーメンのような袋麺にお湯を注いで出しました、という程度のお粗末なものだったのでいただきませんでした。
ブランチ
3種(オムレツ、海の幸の盛り合わせ、お粥)より選択可能
ワインリスト
- シャンパン・・・ローランペリエ
- 白・・・1種類
- 赤・・・3種類
- デザートワイン・・・ポートワインとアイスワイン
ディナー
ディナーの始まりです。行きのルフトハンザとは違い、ワンプレートであらかたの料理を出されるのではなく、1つずつ運んできてくれます。この辺りのサービスはルフトハンザよりも良いかなと思います。
カナッペ
ちょっと甘みが強いかな、というところですが、カナッペは鶏胸肉とクリームチーズでした。ここら辺はシャンパンを飲みながら、というのが良いのでしょうが、あまり飲めないのでシャンパンはパスです。
赤ワイン
赤ワインは、シャトーシサックを注文してみました。ほとんど飲めませんが、今回はメインディッシュを牛肉にしたため、飲んでみました。日本では3千円程度のようですが、フルボディで美味しかったです。
パン
パンは、ドイツのケータリング会社のものでしょうか。ちょっと乾燥したような感じはありましたが、温めてあって美味しかったです。
前菜
燻製マスとサーモン、サラダとディルマヨネーズ。ベビーリーフのような申し訳程度のサラダでしたが、葉物は柔らかかったです。左上のものは、オリーブかな?と思ったのですが、ちょっと違うような感じでピクルスでした。
きのこのクリームスープ
ビジネスクラスとエコノミークラスの差、それはスープだと思います。こちらのスープは、アツアツで提供されていてかなり美味しかったです。
メインディッシュ
牛フィレステーキです。少し期待していたのですが、本当にフィレなの!?というくらい硬くて、ミディアムを通り越してウェルダン手前です。しかもかなり小さくて、ちょっと残念でした。
ほぼウェルダンの焼き加減です。ソースは、生姜が効いていて、ちょとクセがありました。好き嫌い分かれるところです。私は、あんまり好きなソースではなかったです。
全体的に、野菜もたくさんあって通り一辺倒の「ステーキ+マッシュポテト」ではないところは評価できますが・・・
チーズとナッツ
くるみやスティック野菜と、チーズ。そして、茶色くて丸いのは、なんだかよくわかりませんでした。ジャーキーを砕いて固めたような・・・メニューにも記載がなかったので、なんでしょうか。この時点で、もうお腹いっぱいです。
ケーキとコーヒー
コーヒーは、ドリップ一択でした。エスプレッソやカプチーノ(ただし機内に機材がある場合に限ります)は、この機材には積まれていなかったようです。エーゲ航空を見習ってほしいものですね。そして、メニューにはクルミのタルトと書いてありましたが、チョコレートムースケーキでした。
食事を終えたら、赤ワインも回ってきたのか眠くなり、気づけば3〜4時間程度寝たでしょうか。モンゴル上空です。
美しい朝焼けで、空気も澄んでいて雲ひとつ見当たりません。ウランバートル上空に差し掛かったので、下の景色を覗いてみましたが、全然街らしい街が見えてきませんでした。いつか、モンゴルも行ってみたいなぁと壮大な大地を見ながら思いました。
中国の領土に入ると、霞んでよく景色が見えませんでしたので、中国の空気の汚れ具合がわかります。
モンゴルは、大平原と山ばかりですね。道路を見ると、まっすぐ直線的です。何百キロもまっすぐな道路なのでしょう、日本では北海道くらいでしか見れない景色でしょう。
ブランチ
そうこうしているうちに、中国の領空です。もう1時間ちょっとで着陸かな、というタイミングでブランチが提供されました。
フルーツプレートと、パン、ドイツのヨーグルト
お粥
お粥は、ぬるくて薄味、ボヤっとしたお味でした。キムチ添え。水がぬるくてすごくマズかったのですが、本当にペットボトルの水入れてるのかなぁ・・・
お粥の器に目をやると、鶴と亀、松の模様があり、おめでたい感じでした。
ちなみに、アシアナ航空はビジネス・スマーティウム・クラスという変な名称です。
普通のビジネスクラスというと、中短距離路線のようです。
韓国の島が見えてきました。もうすぐ着陸です。
このシート、3点式なのですが、離着陸時は肩のベルトもしないと注意されます。
冬のソウル、相当寒いだろうなぁ、雪だらけかなぁ、なんて想像していたのが拍子抜けで、雲ひとつないピーカンでした。
アシアナ航空の長距離ビジネスですが、日系キャリアに比べると、まだまだです。今までに乗ったルフトハンザやターキッシュなどと比較すると、食事は割と程よい感じで、フルサービスなのもGOODでした。やはり、スタッガードのフルフラットになるシートは、個室感もあってよく眠れて長距離では良いですね〜