行きはLCC、帰りはキャセイのビジネスというチグハグな旅程の最後です。
ビジネスクラスとは言っても、British AirwaysのAviosを使った特典航空券の利用で、片道でもチケットを取れて格安でした。
- CX564便(香港8:10発→台北10:00着(経由)台北11:00発→関西14:50着)
台北ー関西区間のみの利用です。所用2時間50分。
15000Avios+3380円(現金最小限の片道)
8000Avios+14853円(Avios最小限の片道)
私の搭乗した便はB777-300ERでしたが、この離線は基本A330です。A330の場合リージョナルと呼ばれるフラットにならない残念なタイプと、フルフラットのヘリンボーンタイプがあります。今回は、フルフラットの当たり機材でしたが、2019年の春はA330とA350-900かA350-1000も不定期に運行しているようです。A350-900、1000ともにビジネスクラスはフルフラットタイプなうえ新型機なので、A350であれば必ず当たりシートと言えそうです。Aviosを使うときは、JAL国内線も良いですが、台北便で使えるとさらにコスパが高くお得ですね。
MRT桃園線で桃園空港へ
MRT桃園線が開通して、空港までの所要時間は短縮され35分程度で到着しますが、空港まで座れない場合も多く、本数もバスほど頻繁にはないため、場合によってはバスの方が楽でいいかもと思いました。
チェックインカウンター
チェックインカウンターは、プレミアム会員・ビジネスクラス客は独立した場所で混雑も全くなかったため、快適そのものでした。が、出国審査は入国の時ほどではないにしろ20〜30分程度はかかりました・・・
出国は、日本の顔認証の自動化ゲートと同じで、パスポートの券面をスキャンして顔認証されればスタンプなしで出国できたのは便利でした。入国も同様に自動化してくれるとありがたいのですが・・・香港のようなe-channelが実現しないかなぁ。
キャセイラウンジ
初めて入った時ほどの感動はありませんが、やっぱり台北では他のラウンジよりも断然良いですね。
ヌードルバー
オーダー式のヌードルバーで、春巻きと小籠包(多分冷凍)、ワンタン麺と牛肉麺をいただきました。ワンタン麺は、ほとんど白湯のようなスープで味が薄く、蝦のワンタンはなぜか臭豆腐の臭いがして、ダメでした。牛肉麺は、悪くない味でしたが、台湾にはもっと安くて美味しいお店があるので、あまりここのラウンジのミールに期待しすぎるにも禁物ですね。
お気に入りのソファーコーナー
こちら、一番奥のバーカウンターの手前のエリアです。落ち着いていて、明るい雰囲気でくつろげるソファーがたくさんあるので、ここでゆっくりするのが定番となっています。
バーカウンター
こちらのバーカウンターでは、スタッフが作ってくれる本格的カプチーノや、ノンアルコールカクテルもあり、レベルが高いです。
キャセイデライトとカプチーノ
いつもの、ヨーグルトとキーウィフルーツベースのキャセイのシグネチャードリンクです。
搭乗開始
この日のCX564便は、Boeing777-300ERでの運用でした。3クラス運営機材のため、優先搭乗だけでも、かなりの人数の行列です。
ファーストクラス
こちらも搭乗率も割と高かったようでした。
1−1−1が2列、6席ありました。
ビジネスクラス
今回の席はこちらです。魚の骨のような形(ヘリンボーン)が逆さを向いているような感じなので、リバースヘリンボーンタイプのシートと言われます。シートはフルフラットシートとなっています。
肘掛は、上にせり上げることもできる仕様でした。テレビに対して、シートが斜めに傾斜しているため、押して角度を調整することができます。
ディスプレイはタッチパネル式でしたが、リモコンでの操作ももちろん可能。ユニバーサル電源ポーととUSBもありますが、機内のUSBは急速充電に非対応のため、最近あまり使うことはないですね。
ノイズキャンセリングヘッドホンは、コントローラーの横の扉を押すと出てきます。
ウェルカムドリンク
シャンパンも選べましたが、飲めないためオレンジジュースをいただきました。
メニュー
ドリンク類は、香港スタイルミルクティーというのと、illyのカプチーノやカフェラテがありました。
シャンパンは、パイパーエドシック、赤白は2種類ずつと、デザートワイン(ポートワイン)もありました。
シグネチャードリンクは、キャセイでライトの記載がありませんでした。
代わりに、オリエンタルブリーゼというクランベリージュースベースのドリンクがありました。もう一つはアルコールのクラウドナインというのもありました。
離陸です
前菜とパン
前菜は、鴨の燻製のちょっとピリ辛の中華風です。パンは、ガーリックブレッドもありました。あつあつで提供されますが、なにせこの便のビジネスは50席以上もありますので、なかなかメインがきません・・・メインを待っているうちにパンが冷めてしまいます。
オリエンタルブリーゼ
ドリンクサービスの際に、注文したら、後から持ってきてくれました。クランベリーの酸味もあって、なかなかのお味でした。
メインディッシュ
メインがようやくやってきました。チキン、パスタしか目に入りませんが、左の奥の方にビーフがありましたので、ビーフをいただきました。
メインディッシュ
ビーフを注文して、大正解でした。これは、どちらかというと中華風ということになるのでしょうか?ライスがあるので、おそらくそうだと思いますが、スジ肉が甘辛く味付けされていて、大変美味しかった。
シート下のストレージを発見
食事が終わって、シートの下の方を見るとガラガラとシャッターのついた収納がありました。何に使うのかなぁと思って、結局使わずじまいでしたが、長距離路線などで靴を収納するのでしょうね。ちなみに、この便ではスリッパの提供はありませんでした。
食後のドリンクとアイス
香港スタイルミルクティーというのを注文したのですが、明らかにインスタントの味がしました。美味しかったので良いですが・・・カプチーノやエスプレッソは、ちゃんとマシンで淹れた本物が提供されるのでしょう、きっと。アイスクリームはハーゲンダッツで、例のごとくカチカチでした。
さて、食事が終わって座席をフルフラットにしてほんの少しだけ昼寝をしたら、もう着陸態勢でした。
今度はゴールデンウィーク、またこのシートに乗ります。