特典航空券で台北旅行計画
最近、旅行に行けておらずゴールデンウィークまで待つと旅行中毒の禁断症状でおかしくなってしまいそうな状況です(笑)というわけで、旅行中毒症状からの離脱と、花粉からの逃避を兼ねて色々と調べていました。
British AirwaysのAvios(=マイル)を利用して特典航空券でどっか行けないかなぁ、なんてサーチしていたのですが、片道だけの空席はあっても、往復だとなかなか席がない・・・
そんな中、いい方法を思いついてしまいました!
- 往路 関西→台北(LCC利用)
- 復路 台北→関西(キャセイのビジネスクラス・フルフラットシート)
両方とも、マイレージ(Avios)を使った特典航空券です。LCCなのに特典航空券とはいかに!?と思われた方は、続きも読んでみてくださいね。
バニラ・エアは、ANAマイル利用で特典航空券の発券が可能です
バニラエアは、親会社がANAということもあり、LCCなのにANAのマイレージを使って特典航空券が発券できます。しかも、燃油サーチャージ不要ということで、ANAの特典航空券をANA・スターアライアンス便で取るよりも少ないマイル・現金で取れます。ただし、LCCのため機内食等レガシーキャリアのサービスは受けられませんし、全席シートピッチの狭いエコノミーで、機材はエアバスA320です。当然、ANAのステータスやプレミアム会員資格は役に立ちません。ANAのマイルが発券に使えるだけです。
バニラ・エア
2011年 エアアジア・ジャパンとして設立(ANA・エアアジア共同出資)
2013年 バニラ・エアとして社名を変え再スタート(ANAが親会社)
2019年 バニラ・エアとピーチが統合(両方ANAが親会社)
- 関西を拠点とする定期便は2路線しかありません。
【1】関西ー奄美大島
【2】関西ー台北
そのため大阪を拠点とする私には時間帯や便数でピーチと比較して優位性が低く、今まで乗る機会がなかったのですが、今回はコスパの高さと時間的な面でのメリットに惹かれて初めて乗ってみることにしました。ちなみに、成田からだと台北に加え高雄や香港、沖縄方面などもあり充実しているので、年度末に時間の融通が利く方は利用価値大です。
もしかすると、最初で最後!?
今回、初のバニラ・エア利用なのですが、2019年にバニラ・エアとピーチが統合し、ピーチブランドに一本化されます。というわけで2019年6月以降バニラ・エアは順次ピーチに引き継がれ、10月末には完全にピーチに移管され消滅する見込みです。両方ともANAが親会社のため、無駄なコスト削減のためにも統合が自然な流れなのですが、2011年設立当初はANAとエアアジアが共同出資したエアアジア・ジャパンから始まったわけで、当時日本市場のLCCの先駆けとしてエアアジアのノウハウを使うという点で意味があったのでしょう。ピーチとの統合で、ANAマイルを使った特典航空券の発券がピーチにも引き継がれるのかどうか、気になる所です。
ちなみに、エアアジアは2013年に一旦日本から引き揚げ、現バニラ・エアの前身とは別法人のエアアジア・ジャパンを2014年に新たに立ち上げています。
キャンペーン
ただでさえ、サーチャージ不要で発券が可能でお得なのに、2019年3月30日搭乗分までは減額マイルキャンペーンを行なっています。
例えば、関西ー台北 通常片道8500マイル→6800マイルなどなどです。もう駆け込みの時期ですが、まだ割と席が残っていました。成田からだと、台北、高雄、香港が6800マイルで同様に発券可能です。
台北便を発券
冒頭でも記載した通り、往路バニラエア、復路キャセイという発券になりました。現金の支払いはあり得ないくらい激安で抑えられました。
- 往路バニラ・エア・・・4040円 + 6800ANAマイル
- 復路キャセイ・・・・・3380円 + 15000British AirwaysのAvios
バニラ・エア
ANAの公式ページから、バニラエア専用の検索ページを経由して申し込みます。直接バニラ・エアの公式ページにいったり、提携航空会社のページからは発券できませんので要注意です。ANA公式での特典航空券の発券ルール同様、諸税等をANAスカイコインで充てることは不可でした。スカイコインをバニラ・エアのチケット代に充当することも不可です。
ANA6800マイル+4040円(内訳以下)
※関西空港から出発するだけで発生するお金、発券時に徴収されているためあまり気にしたことはありませんが、何気に高くなりましたよね・・・ちなみに、ピーチの第2ターミナル利用の場合は2540円で済むようです。
- 座席指定料金
有償でした。シンプルバニラ・ワクワクバニラという料金体系で取った場合と同じ条件で、スタンダードシートも最前列のリラックスシートの指定も有料で別料金が発生します。 - 受託手荷物料金
こちらは、コミコミバニラという高い方の料金体系と同じ条件で、20kgまでの受託手荷物が1個まで無料でした。
キャセイパシフィック
British AirwaysのAviosを利用して、台北ー関西便のキャセイのビジネスクラス片道を発券してみました。
15000Avios+3380円(ビジネスクラス)
キャセイパシフィック単体での特典航空券の場合、規定のAviosが足りない場合など、必要Avios数が15000Avios+3380円以外に、8000Avios+14853円など現金を多い目に払って発券するという方法もあります。
狙い目は、プレエコ搭載機材のビジネスクラスです。なぜなら・・・
プレミアムエコノミー搭載機材の場合、ビジネスクラスはフルフラットになるヘリンボーンタイプシートだからです!これは、A330でもボーイング777シリーズであっても、両方例外なく当てはまります。ビジネス+エコノミーの2クラス運用機材は、いわゆるリージョナル機でビジネスシートはフルフラットになりません。
非常に安価で台北まで旅行に行くことができそうです。しかも、LCC+レガシーキャリアのビジネスフルフラットシートというチグハグな設定ですが、久しぶりのLCCを乗ることでビジネスの良さを再認識するのには良い機会かなと思います。サウナの後の冷水風呂、カプセルホテルのあとのスイートルームといったところです。
台湾はもう何度も行っていますが、食べ物三昧で美味しいものを食べてレポートしますので、乞うご期待!