ANAの特典航空券
今現在、私はANAで23万マイルちょっとあるのですが、それをどう活用しようかなと日々色んなチケットルーティングに妄想を巡らせるのも、ちょっとした楽しみであります。旅行の楽しさの半分は、出発前のワクワク感にあると私は思っています。そして、妄想するだけなら、無料です(笑) というわけで、ANAの特典航空券をお得度MAXで取るための方法について、アジア路線に限定して考察してみました。
1都市単純往復なんていう勿体無い使い方はしてないですよね?
大阪〜バンコクを単純往復した場合、ビジネスクラスで60,000マイルです(ANA・スターアライアンス便共に)。
しかし、同じゾーン内であれば2都市以上滞在したとしても63,000マイルです。たった3000マイルの差で乗れてしまいます。ANAの特典航空券の往復予約ではなく、複数都市・クラス混在で手入力する必要があります。一手間加えるだけで、お得に複数の都市に行くことができてしまいます。ルーティングには提携航空会社の特典航空券の、こちらの画面で入力して行きましょう。
1回分の必要マイルで2度旅程を組む方法
簡単に説明すると、仮に大阪出発だとすると、出発地の大阪に戻らなければ他の国内空港に途中降機という形で日本に一時帰国(数ヶ月間でも可能)できます。そして、目的地以外の区間に関しては24時間以内の滞在であれば、目的地の他に、日本以外の2都市に滞在が可能というルールです。
特典航空券の条件
- 出発地からの必要マイル数が最も高い地点を目的地とします。
- 往路・復路それぞれの最初の都市、または最後の都市を経由するような経路となる地点を目的地にすることはできません。
途中降機・乗り換え
- 途中降機(24時間を超える滞在)
日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能です。- 乗り換え
日本国内で往路・復路各2回まで可能です。さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能です。
※目的地は乗り換えの回数に含みません。
※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回のお乗り換えと数えます。
※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます。
※これから先のルートは随分前に妄想したものなので、今空席があるかは確認していません。サーチャージなどの基準も変更になっている可能性があるため、諸費用も異なると思いますが、同様のルーティングは可能です。また、途中降機は出発地と同じ国内都市は選べないため、別途その国内区間のチケットは必要です。
お得な発券ルート例、その1
お盆と正月にアジア3都市(バンコク、台北、シンガポール)にビジネスクラスで63,000マイル。このルートでは8月14日分の東京〜大阪間と、12月30日の大阪〜東京間を別途手配しないといけません。それでもお得ではないでしょうか。
お得な発券ルート例、その2
週末韓国ソウル、年始に台北旅行のエコノミーで23,000マイル(金曜は有給)ANA便の機材は788なので、プレミアムエコノミー設定機材であれば、ANAのSFC以上の会員であればプレエコを利用できる可能性も高いですね。
お得な発券ルート例、その3
週末ソウルと、年末年始に台北、香港にビジネスクラスで43,000マイル(金曜は有給)
お得な発券ルート例、その4
シンガポールとバリ島と、年末に台北にビジネスクラスで行って63,000マイル。シンガポール経由のバリ島行きルートは、比較的便数もあるため組みやすいと思います。シンガポールに滞在したくない場合は、乗り継ぎ時間の短い便でデンパサールまで行ってしまっても良いと思います。ただ、シンガポール航空は最新機種にはANA特典航空券で発券不可のようです・・・残念
※シンガポール航空の次の機種(A350-900、A380-800、B777-200ER (retrofitted)、B777-300ER)ではスイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラスでの特典航空券での予約はできません。
まとめ
妄想は良いですね〜夢は膨らむのに1円も掛かりません(笑)しかし、妄想しているとあっという間に1〜2時間過ぎてしまいます。というのも、空席がなかったりすることも多々あるため、試行錯誤も多いからです・・・ ですがANAのシステムは比較的自由にルーティングを自分で決められるので良いですね、JALだとこうはいきませんから。
1都市には通常通りステイして、もう1都市、あるいは2都市目は24時間以内の乗り継ぎで少々慌ただしい日程とはなりますが、今回紹介したようなルートで発券すれば非常にコスパが高い旅程を欲張りに2回も組めます。
今回はアジア路線に限定してルートを考えてみましたが、ヨーロッパ便や北米便だと、また違った可能性が出てきますね。またヨーロッパ行きの妄想もしてみたいなと思っています。みなさんも、せっかく頑張って貯めたマイル、2倍、いや3倍活用してみませんか。