きりたんのマイラー旅ブログ

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アシアナ航空の大幅遅延2〜航空便遅延補償をみなおそう〜

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前回の記事に続き、航空便遅延補償がないことで被った事の顛末、被害とその対策について記しておきます。旅行が好きな人には、結構な落とし穴となりますので、穴は今のうちにせっせと塞いでおきましょう。

アシアナ航空便の大幅遅延のため旅行が台無しになった話

www.kiritan-travel.com

さて、前回の記事で大幅遅延(8時間23分遅れ)のためソウル行きを断念し再ルーティングしてもらったわけですが、今回の遅延理由はアシアナ航空の責めによる「機材整備不良」が原因だったわけです。

ANAのカウンター係員談

天候不良等、やむを得ない理由ではない遅延や欠航の場合は、ANAの場合は宿泊先の手配や補償等、明文化されたものがあります。アシアナ航空の場合も機材整備不良という理由であれば、何らかの補償がある可能性があるので、聞いてみてはいかがでしょう。 

補償の請求

天候等のやむを得ない理由ではなく、航空会社の都合の場合、航空会社から補償が受けられるのが通常です。というわけで、証拠物件を揃えて損害額の請求をしてみることにしました。少なくとも、ホテル代くらいの補償はしてくれるだろうと思い、一式送ってみました。その返信が以下の通り。

アシアナ航空の対応

きりたん

平素より、アシアナ航空をご利用いただき誠に有難うございます。

 

早速ですが、この度は きりたん様のご搭乗予定であったOZ131便の

大幅な運行スケジュール変更により、お客には多大なご不便とご迷惑をおかけ

致しましたことを深くお詫び申し上げます。

 

当該便への接続便であるOZ132便が福岡空港到着後、安全点検必要事項を発見し、

即座に安全確認作業を開始致しました。 完全な安全確認を得る作業に時間を要し、

最終的には仁川空港から代替便をフェリー輸送し、他の機材を導入してOZ131便を

運航致しました。

当初スケジュールから8時間23分遅延にて福岡空港を出発致しました。

 

上記遅延過程で、一部のお客様が当該機の搭乗を放棄されたとの報告を受けております。

 

今回のきりたん様からのお問い合わせを受け、韓国本社の空港サービス統括部署及び、顧客サービス管理部署へ問い合わせたところ、当該機遅延運航に関連し、別途お客様への補償指針は提示されておりませんでした。

申し訳ございませんが、きりたん様よりお問い合わせいただいた上記のホテル代、食事代、交通費等に対する補償はございません旨、ご連絡申し上げます。

 

マイレージ及び、諸税の払い戻しに関しては、ご発券元のANAマイレージデスク様へお問い合わせいただけますよう、ご案内致します。

また、当該便の当日福岡空港にて発行した遅延証明書を添付致しますので、ご査収いただけますようお願い申し上げます。

今般お客様よりごお寄せいただきましたお声は、機材運用・整備を統括管理する本社部署、及び地上サービスの品質管理部署、顧客対応部署へ報告致し、今後の再発防止と空港運航

サービス品質の改善に努めたく存じます。

 

今回きりたん様には弊社航空便をご選択いただいたにも係らず、遅延運航によって、ご搭乗いただくことができず、重ね重ね申し訳ございませんでした。

  

上記事情何卒ご理解ご賢察いただき、今後とも引き続き幣社をご愛顧いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

アシアナ航空 日本地域本部

機材整備不良というのは、航空会社都合となりますので、通常であればホテル代や食事代等の補償があるはずです。8時間半近く遅延したが、代替え便を用意したから責任は果たした。それなのに、乗らずに放棄したのはあなただから、補償しませんという塩対応です。

 

2019年7月14日(日)の同OZ131便は、通常13時丁度の到着のところ、早着ということもあって所要時間55分!12時半の到着です。

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これが、8時間以上遅れに遅れて21時14分到着

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アシアナ航空、懐事情が悪いらしく、一説によると整備の品質が悪いのとパーツも使い回しなどが横行しているとかなんとか・・・以前も、荷物を破損しておいて破損レポートは書くけど、あとは自分の保険で何とかしてね、弊社としての補償は・・・上司に確認します。といって、はぐらかされたこともありました。

「非は認める、謝罪もするけど、それ以上の金銭的補償はしません。」というのがアシアナスタイルのようです。どこかの政治家が「任命責任は私にあります。」と言って、責任を取らないのとそっくりです。

そして、何より交通機関として安全をないがしろにする会社はろくな企業ではないということを申し添えておきます。

www.asahi.com

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教訓1

スターアライアンスに加盟しているレガシーキャリアとはいえ、アシアナ航空に先進国のスターアライアンスのキャリアと同水準のサービスや補償を期待してはいけません。特に、機材整備不良は横行しているようですので、他のスターアライアンスの航空会社のような品質は保っていないことを改めて認識しておきましょう。

教訓2

航空便遅延が発生した際は、先手必勝です。

まず、インターネットが使える状況下であれば、同じルートの代替便を検索しましょう。調べたら、チケットデスク(発券課)に一刻も早く取り次いでもらい、代替えチケットを要求しましょう。特典航空券ではない場合など、チケットを取ったエージェントや航空会社のデスクでも対応できる場合もあるようです。

感情的になって、韓国語で大声で怒鳴り声をあげている客も見受けられましたが、うるさい客ということで多少の優先順位は上がるかもしれませんが、対応している職員の業務の妨げになるだけ、自分自身も無駄なエネルギーを散々使うだけと言うことを覚えておきましょう。

教訓3

航空便遅延補償の付帯カードは必携!

こういう時に限って、Amexやdカードゴールド等、航空便遅延補償の付帯したカードは解約済みだったわけです・・・何らかのカードを持っておくべきでしたが、たまたま空白期間に限って不幸というものは起こるものです。

EU便は補償が明文化されている

ヨーロッパには、旅客の権利が認められた法律があります。このため、EU発着便の場合は補償を受けられる場合があります。以前記事にしているので、ご覧ください。 

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見直そう!航空便遅延補償

遅延やトラブルといった不運は突如としてやってきます。

私は、今までに中国東方航空で数時間の出発遅延が数回、ターキッシュエア(トルコ航空)でフライトキャンセルのため空港で缶詰が1日(以下の記事参照)がありました。その都度航空便遅延補償があったらな、と思いアメックスを作ったりしたわけですが・・・ 

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今回に限って、航空便遅延補償の付帯したクレジットカードを解約してしまっていたのです。海外旅行保険が付帯しているカードはたくさんありますが、案外この航空便遅延補償が付帯したカードは多くありません。というわけで、航空便遅延補償の付帯したおすすめのカード3つだけ紹介しておきます。調べると、キリがないほど出てきますので、私が一番と思った特徴的な3つに絞って。

JALカードClub-Aゴールド・プラチナカード(JGC・一般ともに)

国内旅行:JCBブランドは自動付帯

  • 乗継遅延: 2万円(宿泊、食事)
  • 出航遅延:2万円(食事)

海外旅行:自動付帯

海外航空便遅延お見舞金制度

  • 出発遅延 2万円
  • 欠航 2万円
  • 手荷物遅延費用: 2万円

  • 手荷物紛失費用: 4万円

4時間以上の遅延、欠航の場合、日本発着の国際線に限って一時金がもらえます。

JCBゴールド・プラチナカード(ANA・JALカードもJCBゴールドだと同様)

国内旅行:自動付帯

海外旅行:自動付帯

  • 乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) 2万円
  • 出航遅延費用等保険金 (食事代) 2万円
  • 手荷物遅延費用: 2万円
  • 手荷物紛失費用: 4万円

セゾンゴールド・プラチナカード(イチオシ)

国内旅行:なし

海外旅行:自動付帯

  • 乗継遅延費用:3万円(宿泊、食事、取消料、違約金)
  • 出航遅延・欠航・搭乗不能費用:3万円(宿泊、食事、取消料、違約金)
  • 手荷物遅延費用:10万円
  • 手荷物紛失費用:10万円

今日、2019年8月5日に発生した逃亡犯条例への抗議デモを発端とする香港空港のフライトキャンセル等でも、振替便に4時間以上の出発時刻に遅延が発生した場合など、補償の対象です。

イチオシはセゾンゴールドですが、国内旅行は付帯しないため、国内旅行の多い人はJCBゴールド系を持っておくのがベターです。